「阿Q正伝」の版間の差分
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『'''阿Q正伝'''』(あきゅうせいでん)は、[[中国]]の作家
== 評価 ==▼
== あらすじ ==
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ある日、阿Qは村の金持ちである趙家の女中に劣情を催し、言い寄ろうとして逃げられた上に趙の旦那の怒りを買って村八分になり、仕事にもあぶれる。食うに困って盗みを働き、逃亡同然の生活を続ける。革命党が近くの町にやってきた事を耳にした彼は、意味もわからぬまま「革命」に便乗して騒いだ結果、革命派の趙家略奪に関与した無実の容疑で逮捕される。無知ゆえに筋道たてた弁明も出来ず、刑場に引き出された阿Qは銃殺されてしまう。
▲== 評価 ==
▲無知蒙昧な愚民の典型である架空の中国の一庶民を主人公に設定し、権威には無抵抗で弱者はいじめ、現実の惨めさを口先で糊塗し思考で逆転させる彼の滑稽な人物像を描き出し、中国社会の最大の病理であった、民衆の無自覚と[[民度]]の低さを痛烈に告発した作品として評価された。特にこの作品を気に入った[[毛沢東]]が談話でしばしば「阿Q精神」を引き合いに出したため、魯迅の名声が高まった<ref> [http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?file_id=71890 毛沢東の魯迅評価]</ref>。後に中国の高校教科書に採用され、中国国民の多くが知っている小説である。また外国向けにも翻訳されている。
== 背景 ==
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== 阿Qの意味 ==
「阿Q」は便宜的な名として作者が設定した仮名である。「阿Q」という主人公の名前は奇妙に思えるが、中国南部
== 書誌情報 ==
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*『故郷/阿Q正伝』 魯迅 著 / 藤井省三 訳 / 2009年4月9日 光文社古典新訳文庫 / ISBN 978-4-334-75179-1
== 出典・脚注 ==
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== 参考文献 ==
* 魯迅作・竹内好訳『阿Q正伝・狂人日記』(1955年)岩波文庫所収、竹内好「『吶喊』について」
== 関連項目 ==
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