「バストロンボーン」の版間の差分

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*F管バストロンボーン
*:長いスライドを操作するためのハンドルを備える。操作性に劣ることや[[歌劇場]]のオーケストラピットで長いスライドが邪魔になったこと等が理由で衰退したと言われる。また音色がよくなかったからだという説もあるが、これに対しては反論もある。現代ではめったに使われないが、ルネサンス・バロックから近代までこの楽器を想定して書かれたものも多く、例えば[[バルトーク・ベーラ|バルトーク]]の『管弦楽のための協奏曲』にはこの楽器のスライドを活かした典型的なポルタメントが出てくる。バルブトロンボーンが盛んに使われた19世紀にはバルブ式のF管バストロンボーンも存在した(画像参照)。また、イギリスではト調のG管バストロンボーンが20世紀に入っても使われていた。[[グスターヴ・ホルスト]]の曲でG管の楽器を指定したものがあると考えられている。現代ではめったに使われないが、特に近代東欧の作曲家の作品にはこの楽器を想定して書かれたものも多く、例えば[[バルトーク・ベーラ|バルトーク]]の『管弦楽のための協奏曲』にはこの楽器のスライドを活かした典型的なポルタメントが出てくる。こういった楽器が使用された時代の作品を現代のスライド式B♭管バストロンボーンで演奏する際には、時として楽器の機能が異なることによる困難がつきまとう。
[[画像:Vent_Posaune.jpg|バルブ式のF管バストロンボーン写真]]