「ジョン・ルパート・ファース」の版間の差分

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韻律的音韻分析は、当時主流であった音韻論と大きく異なっていた。[[音素]]は単なる[[転写 (言語学)|転写]]のための便法としてのみ認め、音韻分析においては同じ音でも環境(音節中の位置など)によって異なる分析をすべきだとした。また、ファースは分節的な音の単位({{en|phonematic units}})のほかに鼻音化・声門化・そり舌化などの非分節的な特徴である'''韻律'''({{en|prosody}})を認めた。
 
[[道具主義|道具主義者]]であったファースは、発話の背後にある独立したラングのような存在を認めなかった。言語学は真理を追求するためのものではなく、したがって言語理論は無数にあり得たし、言語の一部分だけを説明できる理論であってもよかった({{en|polysistemacypolysystemacy}})<ref>Honeybone (2005)</ref>。
 
ファースはイギリス国内では有名であったが、自らの理論を体系だてて記したことがなく、国外ではほとんど知られなかった。