「大地讃頌」の版間の差分

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発売の際には、[[日本音楽著作権協会]]の許諾を得ていた<ref name="ando_jissen_285" />。しかし、「大地讃頌」の作曲者でもあり編曲者でもある[[佐藤眞]]は、編曲権及び[[同一性保持権]]を侵害しているとしてCDの販売停止を求め、2004年2月18日に東京地方裁判所に仮処分命令を申し立てた<ref name="ando_jissen_285" />(そもそも日本音楽著作権協会は、編曲権や同一性保持権について管理する立場にない<ref>[http://www.jasrac.or.jp/release/04/03_2.html PE'Z「大地讃頌」CD出荷停止の報道について](日本音楽著作権協会)</ref>)。
 
東芝EMIは訴訟の場で、「PE'Zは『大地讃頌』を演奏したのであり、別の曲に改変したのではない。楽曲の演奏にアレンジが加わるのは当然。演奏者にも演奏の自由がある」と主張した<ref name="ando_jissen_285" />。というのも、原曲と異なる編曲を施す場合であっても、編曲権者(一般的には[[音楽出版|音楽出版社]])からの許諾は不要であるという認識が当時の音楽業界では一般的だったためである<ref name="ando_jissen_285" />。
 
しかし、同社は本件について訴訟の場で争うことを断念し、同曲が収録されたシングル『大地讃頌』とアルバム『極月-KIWAMARI ZUKI-』のCDを自主的に出荷停止にした<ref name="ando_jissen_285" />。レンタルCDについても回収した。この措置により、裁判は和解した<ref>[http://www.toshiba-emi.co.jp/domestic/artists/pez/info.htm INFORMATION] - PE'Z『大地讃頌』に関するお知らせ</ref>。のちに同アルバムは、「大地讃頌」を「[[チュニジアの夜|A Night in Tunisia 〜チュニジアの夜〜]]」(それまでのアルバムに未収録の楽曲)に差し替え、2004年に再発売された。
 
東芝EMIでも当時導入され始めていた[[コピーコントロールCD]]での発売ではなく、[[CD EXTRA]]仕様での発売となっており、「ヴァーチャル Realive 2003 〜武士はおどらナイトそんそん〜」という映像が収録されている。出荷停止となっているが、他に収録されないままであるためこのCDでしか見ることができない。