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*: 摩擦による損傷で、表皮のレベルまでしか達していないもの。
** [[挫滅傷]]
*: 摩擦による損傷で、真皮や皮下組織それ以下のレベルまで損傷したもの。或いは急激な圧力による同様な損傷。(急激でない圧力によるものは[[褥瘡]]と言う)
* 3次元的なもの
** [[銃創]]
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*外傷部より末梢のPMSの確認をする。これはパルス(脈が触れるか、皮膚の色は大丈夫か)、運動、知覚の神経は保たれているかを確認することである。指の外傷の場合は爪の圧迫にてパルスの確認をする。
*明らかな骨折以外にほかの外傷がないかの確認を常にする。特に手足の骨折を見逃しやすい。
:下肢の大きな骨折がある場合は骨盤外傷の可能性がある。踵骨骨折があるときは[[圧迫骨折|脊椎圧迫骨折]]の可能性がある。また車にはねられた時はワドルの三徴というものが知られている。まずに[[バンパー]]によって下肢外傷が起こり、[[ボンネット (自動車)|ボンネット]]で胸部外傷、最後に道路に転んで[[頭部外傷]]というプロセスをたどることが多い。この部位は入念に調べる必要がある。
*四肢を動かして骨折部に音がした場合、その音を再現しようとはしない。[[X線写真]]で確認をするべきである。
*骨折の症状は変形、短縮、腫脹であり患者は患肢を使おうとしないのが特徴である。触診をすると必ず骨折部に一致して圧痛がある。変形や短縮を見つける方法は左右の比較をすることである。骨折があってもその末梢が機能することは多い。機能障害は必発ではない。だから固定をしなければならないのである。
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[[コンパートメント症候群]]や[[挫滅症候群]](クラッシュ症候群)は、その兆候に注意することである程度は救命できるが、「それが予測でき、かつ措置を講じた」としても救命できない例も多い。[[阪神・淡路大震災]]や[[JR福知山線脱線事故]]において、24時間以上を経てようやく救出されたにもかかわらず、救出後にクラッシュ症候群により死亡した例が典型的である。
 
== 軽症中等症外傷患者の診かた ==
以下の方法は、致命的外傷ではない場合が前提であり、重症外傷は対象としていない。