「ハト派」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m 曖昧さ回避ページへのリンクを付け替え(民主党民主党 (日本 1998-)
5行目:
ハト派・タカ派には、必ずしも明確な基準はないが、一般的には[[平和主義]]的な姿勢、[[外交]]・[[安全保障政策]]などについて軍事力による[[紛争]]解決(軍事力を用いた他国の牽制や積極的な武力行使)に否定的な考えを持ち、そういった政策を支持している行動様式の集団あるいは人物がハト派(もしくは穏健派)と呼称される。
 
日本の政界では大雑把に言って右派がタカ派、中道派・左派がハト派である。保守政党である[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]においては、歴代総裁では[[石橋湛山]]・[[三木武夫]]・[[鈴木善幸]]・[[宮澤喜一]]・[[河野洋平]]・[[橋本龍太郎]]・[[小渕恵三]]がその代表格とされ、近年の政治家では[[加藤紘一]]・[[野中広務]]・[[河野太郎]](洋平の息子)・[[古賀誠]]・[[二階俊博]]、[[石崎徹]]を始めとする『過去を学び「分厚い保守政治」を目指す若手議員の会』メンバー達などがハト派に分類されることが多い。ただし政党単位のタカ・ハト分類では自民党がタカ、[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]の一部や[[社会民主党]]、[[公明党]]などがハトとされることが多い。
 
保守勢力の中でもハト派的な[[保守本流]]の勢力が強かった[[1980年代]]以前は、もっぱらタカ派が[[レッテル]]貼りで使われたのに対し、ハト派は「[[平和主義]]者」などの肯定的イメージを伴って用いられた。[[1990年代]]後半以降は、[[保守傍流]]の台頭に伴って、ハト派的・中道的な保守本流に対して「[[左翼|左派]]」、「[[売国奴]](保守ハト派は[[利権]]絡みで[[中華人民共和国|中国]]に媚びているという主張に基づく)」といったレッテル貼りが行われることも少なくない。