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{{Infobox Software
| 名称 = The Generic Mapping Tools
| ロゴ = [[ファイルFile:GMT globe.png|160px|logo GMT]]
| スクリーンショット = [[ファイル:Deutschland topo.jpg|250px]]
| 説明文 = ドイツの地形図
| 開発者 = Paul Wessel<br />Walter H. F. Smith
| 開発元 =
| 初版 = {{Release date and age|1991|10|7}}
| 最新版 = 4.5.1.2
| 最新版発表日 = [[2010年]][[1月15日]]{{Release date and age|2015|5|4}}
| 最新評価版 =
| 最新評価版発表日 =
| プログラミング言語 = [[C言語|C]]/[[C++]]
| 対応OS = [[クロスプラットフォーム]]
| エンジン =
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| サポート状況 =
| 種別 = [[地理情報システム]] (GIS)
| ライセンス = [[GNU Lesser General Public License|GPLLGPL]]
| 公式サイト = [http://gmt.soest.hawaii.edu/ gmt.soest.hawaii.edu]
}}
'''GMT''' (The Generic Mapping Tools) は、Paul WesselとWalter H. F. Smithによって開発されている、[[地図]]を描くための[[オープンソース]]の[[コンピュータ]]・[[ソフトウェア]]ツールのコレクションである。[[ラスタライズ|ラスタライゼーション]]、フィルタリング、その他の[[画像処理]]操作、そして多様な種類の[[投影法 (地図)|図法]]を含む、xyとxyzのデータセットを処理し、表示する。当ソフトウェアは、2次元のグリッドをCOARDS準拠の[[NetCDF|netCDF]]ファイルとして保存し、[[海岸]]線、[[河川]]、政治上の[[国境]]、地理的目標の[[座標]]などの、フリーの[[GIS]]データの包括的なコレクションが付属する。さらに、他のソースから[[衛星画像]]や[[数値標高モデル]]などのデータを変換し、取り込むこともできる。GMTは、データ処理結果の地図や図を[[PostScript]] (PS) または[[Encapsulated PostScript]] (EPS) の形式で保存する。
 
[[GUI]]は用意されておらず、[[コマンドライン]]あるいは[[シェルスクリプト]]を組んで利用する。ただし、GMT用のGUIソフトウェアや[[ウェブアプリケーション]]が[[サードパーティ]]により開発されており、それぞれ利用可能である。
'''GMT'''(The Generic Mapping Tools)は、Paul WesselとWalter H. F. Smithによって開発された、地図を描くためのソフトウェアである。
 
地図の[[縮尺]][[解像度]][[投影法 (地図)|図法]][[]]などを容易に変更することができる。解像度を高めると相当精密な地図を描くことができることもあり、全世界からごく局所的な範囲まで様々な地図描画の手段に利用されている。また、シェルの書き方次第で、地図に限らず、グラフ、図形その他、様々な図を作成することもできる<ref>たとえば[http://www-seis.planet.sci.kobe-u.ac.jp/~kakehi/GMT/GMT-HOWTO.html GMT-HOWTO]参照。</ref>
[[GUI]]は用意されておらず、[[コマンドライン]]あるいは[[シェルスクリプト]]を組んで利用する。ただし、GMT用のGUIソフトウェアも開発されている。
 
Paul WesselとWalter H. F. Smithは、1988年に{{仮リンク|ラモント・ドハティ地球観測所|en|Lamont–Doherty Earth Observatory}}でGMTを作成し、1991年10月7日に[[GNU General Public License]]の下に正式にリリースした。GMTの3文字は元々、[[重力]] (Gravity) 、[[磁性]] (Magnetism) 、{{仮リンク|トポグラフィー|en|Topography}} (Topography) の、基本的な地理的データ3種を意味した<ref name="20th Anniversary">{{cite web |url=http://www.soest.hawaii.edu/pwessel/podcasts/GMT_20th_anniversary_talk_720p.m4v |title=20th anniversary lecture |first=Paul |last=Wessel |date=October 7, 2011 |work=[http://gmt.soest.hawaii.edu/ The GMT Home Page] |publisher=[[ハワイ大学マノア校|School of Ocean and Earth Science and Technology (SOEST)]] |location=Honolulu, HI, USA |format=MP4ビデオ |accessdate=2015-09-30 }}</ref>。その地理的データセットの視覚化のための強力なサポートに加えて、当ソフトウェアには、多次元のデータセットを処理し、操作するためのツールが含まれている。GMTの利用者の大部分は[[地球科学|地球科学者]]である。
地図の縮尺、解像度、[[投影法 (地図)|図法]]、色などを容易に変更することができる。解像度を高めると相当精密な地図を描くことができることもあり、全世界からごく局所的な範囲まで様々な地図描画の手段に利用されている。
 
また、シェルの書き方次第で、地図に限らずグラフ、図形その他様々な図を作成することもできる<ref>たとえば[http://www-seis.planet.sci.kobe-u.ac.jp/~kakehi/GMT/GMT-HOWTO.html GMT-HOWTO]参照。</ref>。
 
<center>[[ファイル:MacedonEmpire.jpg |thumb|600px|center|GMTにより描かれた、[[アレクサンドロス3世]]時代の[[マケドニア王国]]]]</center>
 
== 脚注 ==
{{reflist}}
<small><references /></small>
 
== 外部リンク ==
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* [http://gmt.soest.hawaii.edu/ The GMT Home Page]{{en icon}}
* [http://macwiki.sourceforge.jp/wiki/index.php/GMT MacWiki-GMT]{{ja icon}}
* [http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~mkato/kakehi/ GMTの使い方]{{ja icon}}
{{Computer-stub}}