「遺伝学」の版間の差分

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== 概要 ==
遺伝現象は、元来は世代を超えて生物の形質が伝えられることを指す。これは生物に見られる重要な特徴であり、例えば[[分類学]]や[[系統学]]もこれを基礎とするものである。この現象を扱う生物学の分野が遺伝学である。現象そのものは古くから知られてきたことであるが、{{要出典| = [[19世紀]]以前はその扱い方が難しく、具体的な研究は簡単な[[交配実験]]が行われた程度である。|date = 2012年12月}}ただし、生物学の分野で[[実験]]が取り入れられた、という点ではこれは古いものである。これは[[品種改良]]などの形で現実世界でこれに近いことが行われてきたからでもあるだろう。その意味では、この分野はその初期から実用的側面が強く、それは[[育種学]]へと引き継がれる。
 
[[メンデル]]の得た法則はこの分野の進歩の基礎となったが、遺伝学の実質的な進歩はその法則の再発見からである。これによって[[遺伝子]]という概念が確立し、具体的に追求すべき対象が明らかにされた。しかも、それがその後すぐに染色体を介して[[細胞核]]に結びつけられることで、遺伝現象は単に世代を超えて何かを伝えるしくみではなく、生命の日常的活動をその基礎で支えるものと判明したことで、生物学の中心的な位置に出てくることになった。