「サブネットマスク」の版間の差分

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'''サブネットマスク'''とは、[[IPアドレス]]のうち'''[[ネットワークアドレス]]'''と'''{{仮リンク|ホストアドレス|en|Host address}}'''を識別するための数値。

[[IPv4]]の場合は32[[ビット]]、[[IPv6]]の場合は128ビットの数値になる。10進数又は16進数で表記する。10進数表記の場合は8ビット毎に.(ドット)で区切り、16進数の場合は区切らずに、先頭に0xを付加し16進数表記であることを示す。10進数表記はパソコンや小型のネットワーク機器、16進数表記は大型のネットワーク機器や古いネットワーク機器で使用される事が多い。
 
アドレス表記については[[IPv4]]、[[IPアドレス]]も参照。
 
== ネットワークアドレス ==
巨大な[[TCP/IP]]ネットワーク(インターネットなど)は、多数のネットワーク(サブネット)に分けて管理される。[[ネットワークアドレス]]は、これらのネットワークを識別するためのアドレスである。
===インターネット===
各ネットワーク([[インターネット・サービス・プロバイダ]]など)に決まった範囲が割り当てられている。日本では[[日本ネットワークインフォメーションセンター]] (JPNIC) によって、[[ネットワークアドレス]]が一意になるよう管理されている(詳細は[[インターネット]]を参照)。
 
===イントラネット===
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== ホストアドレス ==
IPアドレスのうち、[[ネットワークアドレス]]部分以外を指す。個々のネットワーク内においてホストを定義する部分。定められた[[ネットワークアドレス]]から外れなければ、どのホストアドレスもネットワーク内で自由に利用できる。
 
== 定義の仕方(IPv4の場合) ==
[[IPv4]]の[[IPアドレス]]表記は、サブネットマスクと同様の表記を用いた32ビットの数値である。

''表記例 192.168.1.1''
 
このIPアドレスを2進数で表すと、''11000000 10101000 00000001 00000001''となる。このうち「前方24ビットをネットワークアドレスとし、後方8ビットをホストアドレスとする」ときのサブネットマスクは''11111111 11111111 11111111 00000000''となる。通常これを10進数で''255.255.255.0''、16進数で''0xFFFFFF00''と表す。サブネットマスクは、IPアドレス中のネットワークアドレス部分を1とし、ホストアドレス部分を0として表す。この例では、ネットワークアドレスは''192.168.1.0''(2進数表記 ''11000000 10101000 00000001 00000000'')まで、ホストアドレスは''1''(2進数表記 ''00000001'')となる。また、IPアドレス中ではネットワークアドレスの後にホストアドレスがくるため、サブネットマスクは、''11111111 11111111 00000000 00001111''のように、0が現れた後に再度1が現れることはありえない。
 
== IPv6の場合 ==
[[IPv6]][[IPアドレス]]表記は、128bitを7つコロン(:)で16bitずつに区切った形で表現されるが、そのうち上位の4つ(つまり先頭から64bitの部分)がサブネットマスクとしての性質を持つ。IPv4のサブネットマスクが管理者によって決めることが出来るのに対して、IPv6ではこの境界は固定である。
 
== 関連項目 ==
* [[IPアドレス#アドレスクラス]]
* [[Classless Inter-Domain Routing]](CIDR、サイダー) (CIDR)- IPアドレスのホスト部の割り当てをクラスに関係なく割り当てる方式
* [[マスク (情報工学)]]