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{{出典の明記|date=2014年4月2日 (水) 03:46 (UTC)}}
[[画像:Japanese_Standard_Kettle_20101105.jpg|right|thumb|200px|アルマイト処理の「[[やかん]]」]]
'''アルマイト'''({{lang-en-short|alumite}}、{{lang|en|almite}}<ref>理化学研究所による表記。</ref>)は、[[アルミニウム]]表面に[[陽極酸化皮膜]]を作る処理である。人工的にアルミニウム表面に人工的に分厚い酸化アルミニウム被膜を作る事によって、アルミニウムの耐食性、耐摩耗性の向上、および、装飾その他の機能の付加を目的として行なわれる。
 
1929年に[[理化学研究所]]の[[植木栄]]らが発明し、特許を取得したアルミニウムの蓚酸法陽極酸化皮膜を、それを引き継いだ理化学研究所の宮田聡が「アルマイト」(当時は登録商標)と命名したのが由来で、現在ではアルミニウムの陽極酸化皮膜の一般名称として用いられる。陽極酸化とは、対象となる材料の表面を陽極として、主に強酸中で電解によりバルブ金属の表面を[[酸化]]させる処理を指す。アルマイトはアルミニウムの代表的な表面処理方法である。日本工業規格としてはJIS H8601「アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜」(ISO7599対応)、JIS H8603「アルミニウム及びアルミニウム合金の硬質陽極酸化皮膜」(ISO10074対応)及びJIS H0202「アルミニウム表面処理用語」(ISO7583対応)がある。