「東京テアトル」の版間の差分

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→‎製作に関わった映画作品: 犬猫 (2004年の映画)|
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== 概要 ==
[[1946年]]、東京興行株式会社として設立され、49年5月、[[東証]]再開と同時に株式を上場する。[[映画館]]、[[キャバレー]]、[[ボウリング|ボウリング場]]の運営を主な事業として手掛けてきた。しかし、ボウリングブームの終焉、映画産業の斜陽化などから経営不振に陥る<ref name=tokyo>『セゾンの挫折と再生 Series SAISON 2』P211。</ref>。
 
そこで安定的収益基盤の構築を目的に、当時の清水清秋東京テアトル社長から[[堤清二]]の下に、81年10月に閉館したテアトル東京跡地の再開発に関して協力が求められ、2者間で合意した<ref name=tokyo />。83年には西武都市開発(のちの[[西洋環境開発]])が増資して東京テアトル株式の37%を取得。再開発の主体を担い、87年1月、跡地に[[ホテル西洋銀座]]、[[ル テアトル銀座 by PARCO|銀座セゾン劇場]]、銀座テアトル西友が入居する銀座テアトルビルが竣工した<ref name=seikann>『セゾンの挫折と再生 Series SAISON 2』P212。</ref>。これによって東京テアトルは、[[東邦生命]]と共に銀座テアトルビルの共同所有者となった<ref name=tokyo />。
 
89年までに西洋環境開発(西環)は、東邦生命に次ぐ2位株主であったが、その後[[セゾングループ]]各社の持株を集約。東京テアトルの筆頭株主となり、同社は西環の子会社となりセゾンG入りした<ref name=seikann />。グループ入りに伴い、[[西武百貨店]]、[[西友]]、[[パルコ]]が個々に運営していた映画興行の運営を受託した<ref>『セゾンの挫折と再生 Series SAISON 2』P214。</ref>。
 
99年、大株主であった東邦生命は[[業務停止命令]]を受け破綻。さらに翌年には西環も経営破綻する。大株主の喪失は東京テアトルにも大きな影響をもたらし、東邦生命から銀座テアトルビルの土地と建物を購入したほか、同ビルでセゾンGが手掛けていた事業を引き継ぐなどの為に新規に50億を超える融資を申し入れ、ピーク時には借入金総額は220億円を超えた。また大株主の破綻によって[[安定株主]]を失い、株式が市場に大量に放出されたことから、株価も急落する事態にも見舞われた<ref>『セゾンの挫折と再生 Series SAISON 2』P213、214。</ref>。
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[[Image:Ginza Theatres Building.jpg|right|thumb|200px|銀座テアトルビル]]
; [[ル テアトル銀座 by PARCO]](東京都[[中央区 (東京都)|中央区]])
: 銀座テアトルビル内にあった貸劇場。旧[[セゾングループ#セゾン劇場|銀座セゾン劇場]]。2007年にパルコに運営移管。後述するホテル西洋銀座などと共に[[2013年]][[5月31日]]で営業を終了<ref>{{Cite web|date=2013-05-31|url=http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013053101002211.html|title=黒柳さん「思い出は尽きません」 銀座の劇場閉館で|work=|author=|publisher=共同通信|accessdate=2015-10-16}}</ref>
; 銀座テアトルシネマ(東京都[[中央区 (東京都)|中央区]])
: 銀座テアトルビル内にあった映画館。[[1987年]][[3月11日]]オープン。開業当初の館名は「銀座テアトル西友」。2013年5月31日で営業を終了。
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; シネセゾン渋谷
: 東京都[[渋谷区]][[道玄坂]] [[緑屋|ザ・プライム]]渋谷6F
: [[1985年]][[11月6日]]オープン。開館記念作品が「{{仮リンク|そして船がゆく|en|And the Ship Sails On}}」(監督:[[フェデリコ・フェリーニ]])であるように[[ミニシアター]]として運営されていたが、[[1989年]]2月からの一時期は、渋谷[[東宝]]会館が老朽化による再開発(後の「[[TOHOシネマズ渋谷|渋東シネタワー]]」)のため東宝洋画系作品(主に[[TOHOシネマズスカラ座|日比谷スカラ座]]系)を上映していた。1990年代はいわゆる“[[シブヤ系]]シネマ”の旗手的シアターとして、若者文化を担った。1993年に西武百貨店より東京テアトルに移管。[[2011年]][[2月27日]]に閉館<ref>{{Cite web|date=2011-02-10|url=http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20110207/1034423/?ST=life|title=休館相次ぐミニシアターは、本当に存亡の危機なのか?|work=|author=|publisher=日経トレンディネット|accessdate=2015-10-16}}</ref>。尚、同施設を改装して2011年7月、イベントホール「[[CBGKシブゲキ!!]]」が開館。
: シネセゾン渋谷と同フロアには[[松竹]]系の映画館「[[渋谷ピカデリー]]」(旧「渋谷松竹セントラル」)があったが、[[2009年]][[1月30日]]に閉館している<ref>{{Cite web|date=2009-01-16|url=http://www.shibukei.com/headline/5864/|title=道玄坂の映画館「渋谷ピカデリー」閉館へ-23年の歴史に幕|work=|author=|publisher=シブヤ経済新聞|accessdate=2015-10-16}}</ref>
; 池袋テアトルダイヤ(テアトルダイヤ)
: 東京都豊島区[[東池袋]]
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=== 直営ホテル ===
;[[ホテル西洋銀座]]
: 1987年にセゾングループによって開業され、当社子会社(エイチ・エス・ジー)が運営。同じ建物に本社およびル テアトル銀座 by PARCOが入居。2013年5月に営業終了<ref>{{Cite web|date=2013-06-01|url=http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013053101002086.html|title=「ホテル西洋銀座」が閉館 長嶋氏ら著名人愛用|work=|author=|publisher=共同通信|accessdate=2015-10-16}}</ref><ref>{{Cite web|date=2012-05-16|url=http://www.theatres.co.jp/news/2012/2012_05_16.html|title=「ホテル西洋 銀座」「銀座テアトルシネマ」「ル テアトル銀座 by PARCO」営業終了のお知らせ|publisher=東京テアトル株式会社|accessdate=2012-08-25}}</ref>、同年11月20日に子会社の特別清算開始<ref>{{Cite web|url=http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3859.html|archiveurl=http://web.archive.org/web/20131208164345/http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3859.html|title=「ホテル西洋 銀座」運営、東京テアトル連結子会社 株式会社エイチ・エス・ジー 特別清算開始決定受ける 負債19億2500万円|publisher=帝国データバンク|date=2013-12-4|archivedate=2013-12-8|accessdate=2015-03-29}}</ref>。跡地の建物は[[コナミ]]の関連会社が取得<ref>{{Cite web|date=2013-06-28|url=http://www.konami.co.jp/ja/news/release/2013/0628/?cm_sp=00-_-release-_-20130628|title=旧銀座テアトルビル 土地・建物取得のお知らせ|publisher=コナミ|accessdate=2015-03-29}}</ref>。グループの拠点として、当初は改装のうえで活用する計画だったが、建替えへ変更されたのに伴い解体された<ref name="東京新聞140825">{{Cite web
|url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014082502000226.html|archiveurl=http://web.archive.org/web/20140827004400/http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014082502000226.html|title=「銀座の誇り」 別れの時 「ホテル西洋」きょうから解体|publisher=[[東京新聞]]|date=2014-8-25|archivedate=2014-8-27|accessdate=2015-3-29}}</ref>。
; 池袋ホテルテアトル(ホテル テアトル)