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== 日本における差別 ==
日本では、たとえば[[江戸時代]]の身分制社会にも実質的には身分差別があった<ref>現代において人口に膾炙しているのは[[士農工商]]の序列の下にエタ・非人などの被差別階級が置かれていた、というであが広く知られているが、歴史学的にはこれに異議が唱えられている。詳しくは[[士農工商]]を参照</ref>。1868年の明治維新を経て、翌年、徳川時代の身分制が再編成され、新たに[[華族]]・[[士族]]・[[平民]]の別が定められる。1871年には穢多・非人の呼称が廃止される。だが後に[[新平民]]として新たに差別される。これに対しては[[全国水平社]]の運動が興ったものの、名称を特殊部落から被差別部落へと変えても差別意識は残存した。また、西欧の平等思想などを日本へ導入した[[福澤諭吉]]は「天の下の平等」を訴え近代化をすすめたが、他方、貧民切り捨て論や東アジア諸国を「亜細亜東方の悪友を謝絶する」とした[[脱亜論]]などを展開したことで、近年批判されている(なお、脱亜論については、福澤ではなく[[石河幹明]]によるものであるという説もあり,またこれを差別的な論説ととらえるのが適切かどうかという点で議論の余地がある。詳しくは[[脱亜論]]を参照)。
 
その他の差別については上記「差別の種類」の各項目、および[[穢れ]]、[[賎民]]を参照。