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'''半音'''(はんおん)とは、伝統的な[[西洋音楽]]における[[音程]]の最小単位である。
 
人間は音の高さの違いを周波数比で認識する([[音程]]参照)が、[[平均律#十二平均律|12平均律]]においては、半音は[[オクターヴ]]の12分の1であるから、半音を構成する2音の周波数比は、

:: <math>1:\sqrt[12]{2}</math> ≒ 1 : 1.05946

となる。その他の[[音律]]では、16:17、17:18、18:19、19:20などの周波数比となる。平均律以外の音律では半音には全音階的半音と半音階的半音の区別が存在する。
 
==半音にまつわる事項==
*[[wikt:増一度|増一度]]、[[wikt:短二度|短二度]]、[[wikt:重減三度|重減三度]]の[[音程]]は半音である。
*12平均律では全音は半音の倍である。よって周波数比は半音の周波数比の自乗となり、

:: <math>1:\sqrt[6]{2}</math> ≒ 1 : 1.12246

: である。その他の[[音律]]では、8:9、9:10などの周波数比となる。
*12平均律の半音の100分の1の幅を[[セント (音楽)|セント]]といい、微細な音程の違いを表すときの単位として用いられる。つまり、1オクターヴ=6全音=12半音=1200セントであり、1セントの周波数比は、

:: <math>1:\left(\sqrt[12]2\right)^{10^{-2}} = 1:\!\!\sqrt[1200]{2}</math> ≒ 1 : 1.0005779

: である。
*[[現代音楽]]や[[民族音楽]]では、半音よりさらに音の高さの違いが小さい音を扱う場合がある。そのような音程は[[微分音]]と呼ぶ場合がある。