「弾道ミサイル」の版間の差分

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命中精度の指数である[[平均誤差半径|CEP]](半数必中界)は100m-2km程度で、優秀であるほど[[兵器]]としての運用の柔軟性を持つ。米ソ([[ロシア]])の保有する[[大陸間弾道ミサイル|ICBM]]は1万キロを超える射程であるにもかかわらず、CEPは100-200メートルである。CEPが優秀であれば、[[弾頭]]威力が低くとも目標に対して十分な破壊力を発揮する事ができる。弾頭威力が低くても構わないということは(その技術があると言う前提ではあるが)弾頭の小型化を図ることができ、弾道弾の搭載量が充分であれば多弾頭化([[MRV]])を行う事ができる。誘導技術がさらに進歩するならば複数個別誘導再突入体([[MIRV]])が可能になり、さらには大威力弾頭で大雑把に広範囲の施設を破壊するだけのカウンターバリュー戦略から、軍事目標を選択して重要な拠点のみを攻撃するカウンターフォース戦略に選択肢を広げる事が可能となる。
 
この誘導装置の能力(命中精度)から、目標を破壊するための所要威力が算定され、その威力を発揮する核弾頭の小型化が困難であれば、弾頭は大型化し、弾道弾の[[ペイロード (航空宇宙)|ペイロード]]を食いつぶすために必然的に単弾頭化し、射程も短くなる。
 
=== 価格 ===