「社交不安障害」の版間の差分

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治療は、[[認知行動療法]]が優先され、薬物療法では[[選択的セロトニン再取り込み阻害薬]](SSRI)であり、反応が部分的である場合にこれらが併用される{{sfn|英国国立医療技術評価機構|loc=Capt1.3}}。子供や若年者での薬物療法や、大人でのSSRI以外の薬は推奨されない{{sfn|英国国立医療技術評価機構|loc=Capt1.6}}。
 
==正常な内気と社交不安障害の違い==
人から注目を集める場面において、誰しも[[不安]]を感じることがあり、それを[[あがり症]]と呼んだり、特にあがりやすい人を[[シャイ]]と呼んだりする。通常は、そういった場面に慣れるうちにあがりにくくなるものであり、身体的な症状はあまり発現しない。
 
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[[回避性パーソナリティ障害]]では、社交の回避は早期からはじまって持続しており、行動パターンとして広くなっている{{sfn|アレン・フランセス|2014|pp=86-89}}。[[広場恐怖症]]では回避は社交状況だけでない{{sfn|アレン・フランセス|2014|pp=86-89}}。[[特定の恐怖症|限局性恐怖症]]も社交以外の状況を回避する{{sfn|アレン・フランセス|2014|pp=86-89}}。[[うつ病]]では意欲や興味の減退によって社交状況から退いている{{sfn|アレン・フランセス|2014|pp=86-89}}。
 
[[回避性パーソナリティ障害]]、[[アルコール]]や[[薬物乱用]]、[[気分障害]]、他の[[不安障害]]、[[精神病]]や[[自閉症]]が併存している場合がある{{sfn|英国国立医療技術評価機構|loc=Capt1.2.5}}。自己治療としてのアルコールは収拾がつくなりがちで、抗不安薬も不安が依存を招き、[[離脱]]が不安を引き起こすような状態に陥りうる{{sfn|アレン・フランセス|2014|pp=86-89}}。
 
== 治療 ==