「ギ酸」の版間の差分

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ギ酸は水や多くの[[極性溶媒]]、[[炭化水素]]に溶解する。炭化水素に溶解している場合や気体の場合、[[水素結合]]によりカルボン酸の[[二量体]]を形成している。この結合の存在により、気体は[[理想気体]]の性質から大きく外れたものとなる。液体及び固体状態では効率的な水素結合のネットワークを形成している。
 
ギ酸はカルボン酸であるが、通常の条件下では[[カルボン酸ハロゲン化物|酸塩化物]]や[[カルボン酸無水物|酸無水物]]を形成しないという特徴を持つ。これらを生成させようとした実験のほとんどは一酸化炭素が生成するという結果に終わった。その後 &minus;78 {{}} でフッ化ホルミルをギ酸ナトリウムと反応させると酸無水物が、&minus;60 {{}} で1-ホルムイミダゾールの[[クロロメタン]]溶液と塩酸を反応させると酸塩化物が生成するという報告がなされた<ref>Cohen, J. B. (1930). ''Practical Organic Chemistry''; MacMillan.</ref>。加熱するとギ酸は一酸化炭素と水に分解する。
 
カルボン酸としては独特の性質を持ち、[[アルケン]]と反応する。ギ酸とアルケンが反応すると[[ギ酸エステル]]を生成する。しかし硫酸や[[フッ化水素]]などの酸が存在すると[[コッホ反応]] (Koch reaction) によりギ酸がアルケンに付加し、炭素鎖が伸長したカルボン酸が生成する。