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[[画像:Minio - New Wales, Australia.jpg|thumb|オーストラリアからの鉛丹]]
 
'''鉛丹'''(えんたん)は、[[四酸化三鉛]] (Pb<sub>3</sub>O<sub>4</sub>) を主成分とする[[赤|赤色]]の無機[[顔料]]。

== 概要 ==
'''光明丹'''(こうみょうたん)、'''赤鉛'''(せきえん)、'''赤色酸化鉛'''(せきしょくさんかなまり)とも呼ばれる。Colour Index Generic NameはPigment Red 105である<ref>[http://www.artiscreation.com/red.html The Color of Art Pigment Database : Pigment Red,PR]</ref>
 
金属の[[鉛]] (Pb) を600℃に加熱して[[空気]]中の[[酸素]] (O<sub>2</sub>) と反応させ[[一酸化鉛]] (PbO) とし、さらに生成した一酸化鉛を400℃から500℃に加熱して製造される。
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古代[[ローマ]]では赤い顔料として使用された。[[ポンペイ]]遺跡にて多くの使用が確認されたためポンペイ・レッドとも。[[日本]]の[[平安時代]]の建築物の朱色の柱は鉛丹が主原料の塗料で塗装されている。艦船の船底の赤色の塗料の主成分は鉛丹であり、酸素を遮断して腐食を防ぎ、有害生物の付着を防止している。日本の[[電車]]においては、屋根の塗装に多用された。[[緑|ダークグリーン]]や[[マルーン (色)|マルーン]]一色の車体に鉛丹色の屋根という配色は、戦前期の[[私鉄]]においてポピュラーであった。
 
== 脚注・出典 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
{{DEFAULTSORT:えんたん}}
[[Category:顔料]]