「エリンギ」の版間の差分

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[[イタリア]]、[[フランス]]など[[地中海性気候]]地域を中心として、[[ロシア]]南部、[[中央アジア]]などの[[ステップ気候]]地域までを原産地とし、主に[[セリ科]][[ヒゴタイサイコ属]](エリンギウム)の植物[[エリンギウム・カンペストレ]] (''Eryngium campestre'') の枯死した根部を培地として自生することから命名された。
 
原産地域ではもともと人気のある食用[[キノコ]]で、[[フランス料理]]や[[イタリア料理]]などの[[定番]]食材のひとつである。日本においては、[[19901993]]に[[愛知県林業センター]]で初めて[[人工栽培]]が行われ、日本では太くて大きいエリンギが開発された。その後、栽培技術が普及するにともなって各地で大量の商業栽培がおこなわれるようになった。
 
[[日本]]において本種の自生はなく、市場において見られる物は全てが栽培産品であり、学問上定着した和名は無い。かつて栽培生産者が販売に際して「じょうねんぼう」、「かおりひらたけ」、「みやましめじ」、「白あわび茸」などの和称を種々発案したものの普及せず、現在では[[種小名]]のエリンギで広く認知されている。