「ブタン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎反応と利用: 無水マレイン酸の合成の化学反応式の変更
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
→‎反応: 反応と利用欄を反応欄と利用欄に分類
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
27行目:
''n''-ブタンの[[爆発限界]]は 1.9~8.5vol%(空気中)。
 
== 反応と利用 ==
十分な[[酸素]]がある場合、ブタンは[[燃焼]]により[[二酸化炭素]]と[[水]]を生成する。酸素が不足した場合は[[不完全燃焼]]が起こり、[[すす]]や[[一酸化炭素]]もともに生成してくる。
 
36行目:
ブタンは他の炭化水素と同じく、[[ラジカル (化学)|フリーラジカル]]的な[[塩素化]]反応により 1-クロロブタンや 2-クロロブタンを始めとする多くの塩素化物に変わる。生成物の比率は2種類の C-H 結合の[[結合解離エネルギー]]の違いにより説明することができる。それぞれ末端炭素、内部炭素についての結合解離エネルギーはそれぞれ 425、411 kJ/mol であり、内部炭素の C-H 結合の方がわずかに弱く解裂しやすい<ref>Bond dissociation energies: Senosiain, J. P.; Han, J. H.; Musgrave, C. B.; Golden, D. M. ''Faraday Discussions'' '''2001''', ''119'', 173 - 189.</ref>。
 
== 利用 ==
ブタンの民生利用は、ライターの燃料、エアロゾルスプレーの噴射剤のほか、[[調理]]用、[[キャンプ]]用などの手軽に利用可能な[[焜炉|カセットコンロ]]の[[燃料]]としてガス缶が市販されている。また、[[2009年]]には、ブタンを燃料とする[[エンジン]]([[ホンダ・ピアンタFV200]]など)も開発されている。可燃性であるにもかかわらず、純粋なブタンを[[ジクロロジフルオロメタン]]などの[[フロン類|フロンガス]]の代わりに[[冷媒]]として[[自動車]]に用いるという提案もある。さらに数年前国産[[ノンフロン冷蔵庫]]の冷媒は[[イソブタン]]が使われている。