「リピーター (時計)」の版間の差分

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15分単位で知らせるクオーター・リピーター、5分単位で知らせるファイブミニッツ・リピーター、1分単位で知らせるミニッツ・リピーターなどがある。
 
ミニッツ・リピーターは通常2つの音色により「時」(例えば低音)、「四半時」(15分単位、低音+高音)、「分」(高音)の3系統によって時を告げる<ref>例えば「カンカンカン、キンカンキンカン、キンキンキンキン」の場合、時の鐘が3回、四半時の鐘が2回、分の鐘が4回であるため、3hour+2×15min+4minで、3時34分となる</ref>。<BR>この他に、「時」、「10分」、「分」の3系統で時を告げるものはデシマル・リピーターと呼ばれるが、採用された例は少ない。最近の例では、[[ランゲ・アンド・ゾーネ|A・ランゲ&ゾーネ]]が[[2015年]]に発表した「ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター」が挙げられる<ref>[http://www.alange-soehne.com/ja/news-and-more-ja-jp/page-5565/ ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター]、A・ランゲ&ゾーネ、2015年1月19日、同年11月2日閲覧</ref>
 
機械式時計における三大複雑機構(リピーター、[[トゥールビヨン (時計)|トゥールビヨン]]、永久カレンダー)のひとつである。特に腕時計のミニッツ・リピーターは超絶技巧であり、ごく一部のきわめて高度な技術を有する時計職人にしか製作・メンテナンスすることができない。[[日本]]でも[[セイコー]]の高級部門・クレドールが[[2011年]]に発表したのみである(上記のデシマル・リピーターを採用している)<ref>[http://openers.jp/article/11942 セイコー|130年の歴史と技術、時計づくりへの情熱が結晶 国産初のミニッツリピーターが満を持して登場|SEIKO]、OPENER、2011年[[5月22日]]、[[2015年]][[2月25日]]閲覧</ref>。
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ケースが共鳴体の役割を果たしその素材や大きさ、厚みなどによっても音量や音質に差が生じるため、良い音色の実現のためにはケースの仕様も重要となる。ケース素材は18金の他、[[プラチナ]]、[[セラミック]]を使ったものもあるが、一般的に硬い素材ほど大きくはっきりした音になる。
 
通常、リピーターは機械式時計にのみ用いられるが、日本の[[シェルマン]]は[[1995年]]に初めて[[シチズン]]の協力によりミニッツ・リピーター機能を搭載した[[クォーツ時計|クォーツ]]腕時計「パーペチュアルカレンダー・ミニッツリピーター」を開発しており<ref>[http://www.shellman.co.jp/item/dtr/index.html デュアルタイムリピーター(注:パーペチュアルカレンダー・ミニッツリピーターの復刻版)]、シェルマンHP</ref>、以降主力商品の「グランドコンプリケーション」などに用いている<ref>[http://www.shellman.co.jp/item/gc/features01.html グランドコンプリケーション]、シェルマンHP</ref>。ただしこれらは合成音によりゴングの音を再現している。
 
== 脚注 ==
<references />
 
==外部リンク==
*[http://www.wur-japan.com/siryo/sound.htm リピーターウォッチの音源集]
*A・ランゲ&ゾーネ - {{YouTube|vBojU4BdftM|NOVELTY 2015: ZEITWERK MINUTE REPEATER}}
 
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