「トラクションコントロールシステム」の版間の差分

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== 機構 ==
トラクションコントロールシステムは大きく分けて、車輪の回転を検出する[[センサー]]と空転を抑える動作を行うアクチュエータ、センサーからの信号に基づいて計算を行いエンジンやアクチュエータを制御する[[組み込みシステム|電子制御ユニット]]({{lang-en-short|Electronic Control Unit, ECU}})で構成されている。車輪の回転を検出するセンサーは各車輪に取り付けられ、駆動輪に取り付けられるものを'''駆動輪速度センサー'''、駆動輪ではない車輪に取り付けられるものを'''従動輪速度センサー'''と呼び分ける場合がある。車輪の回転に従ってパルス信号を発生するセンサーで、これを基にECU電子制御ユニットが各輪の回転速度を計算する。電子制御ユニットは、ある駆動輪が他の車輪よりも極端に回転速度が速い場合は空転したと判断し、空転している駆動輪の回転を抑える制御を行う。
 
駆動輪の回転速度を制御するために、トラクションコントロールの電子制御ユニットはエンジンコントロールユニットにエンジンの出力を抑える信号を送り、[[燃料]]供給量を絞ったり、点火を停止したり、あるいは電子制御[[スロットル]]を搭載した車種ではスロットルを絞ったりといった制御を行う。トラクションコントロールシステム用のサブスロットルを別に設けているものもある。さらに、アンチロック・ブレーキ・システムのシステムを応用して、空転している駆動輪に[[ブレーキ]]をかける制御を行うものも広く普及している。[[オートマチックトランスミッション]](AT)のシフトスケジュールをトラクションコントロールシステム作動時用に切り替える車種もある。