「静止トランスファ軌道」の版間の差分

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静止軌道は、地表からの高度が[[赤道]]上約36,000kmとなる[[円軌道]]である。衛星をこの軌道に投入する際には次のような手順をとるのが普通である。
 
'''[[画像:Geostational-Transfer-Orbit.png|300px|thumb|right|図: 静止トランスファ軌道と静止軌道''']]
# パーキング軌道に打上げ
#:まず、ロケットで衛星を低高度で地球を周回する円軌道に打ち上げる。これをパーキング軌道(図の点線で示す円)と呼ぶ。
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# 静止軌道に軌道変換
#:近地点の高度を遠地点に等しく、すなわち円軌道になるように軌道変換を行う。このためには、遠地点でロケットエンジンを使用して推力を与える必要がある。
# 静止位置に移動
#:最後に、衛星内蔵の姿勢制御用エンジンで微調整を行い、所定の静止位置に移動する。
 
'''図: 静止トランスファ軌道と静止軌道'''
 
[[画像:Geostational-Transfer-Orbit.png|center|楕円軌道]]
 
このような軌道高度の変換方式を一般にホーマン変換、トランスファ軌道をホーマン軌道とよび、変換に要するエネルギーが最小で済むことで知られる。また、地球静止軌道に限らず、異なる惑星軌道間の変換でも同様な方式を用いることが可能である。