「ひめゆりの塔事件」の版間の差分

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; ひめゆりの壕でのテロ
: [[ラジオ]]で白銀病院事件を含む地上の情報を聴いていた知念ら「ひめゆりの壕」の2人は、[[中継放送|実況中継]]で午後1時5分頃に皇太子および同妃がひめゆりの塔に到着したことを知る。2人は地下壕に梯子を架けて、地上に這い出ると、皇太子の足元に向けて火炎瓶を投擲した。火炎瓶は献花台に直撃して炎上したが、皇太子妃が警察官に庇われて地面に倒れた際に打撲傷を負った以外は、皇太子および同妃に大きな怪我はなかった。知念ら2人は「[[礼拝所及び墳墓に関する罪|礼拝所不敬罪]]」([[刑法 (日本)|刑法]]第188条第1項)並びに「[[火炎びんの使用等の処罰に関する法律|火炎瓶処罰法]]」違反の現行犯で逮捕された。
この際警備にあたっていた沖縄県警警備陣は火炎瓶に驚いて逃げてしまったが警護に当たっていた皇宮警察側衛隊の一人が壕の中から這い上がってこようとする過激派に対して飛び掛かり引きづり落として更なる投擲を阻止した
 
: なお事件直後に皇太子は、まず案内役を務め同行していた「ひめゆり会」会長の身を案じて声をかけた他、事件の発生に動揺する警備担当者を処分しないように関係者に依頼し<ref>佐々淳行 『菊のご紋章と火炎ビン』 文藝春秋、84頁</ref>、その後のスケジュールを皇太子妃とともに予定通りこなした。