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改名提案
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{{改名提案|ロッシュ限界|date=2015年11月}}
'''ロシュ・ローブ'''(Roche lobe・ロシュ袋)は、軌道上の物質が[[重力]]によって[[恒星]]に結びつけられる恒星の周りの宇宙の領域のことである。恒星が自身の過去のロシュ・ローブ以上に膨張すると、物質は恒星の重力に束縛されなくなる。恒星が[[連星系]]の場合、物質は[[ラグランジュ点]]の内側に落ち込む。重力の等位面は、おおよそ頂点が別の恒星の方向(連星系の場合はL<sub>1</sub>ラグランジュ点)を向いた[[水滴]]の形である。これは、物体が主星の[[潮汐力]]で破壊されずに主星に近づける限界の距離である[[ロシュ限界]]とは異なる。また、重い天体のまわりを公転する天体の重力が及ぶ範囲を示す[[ヒル球|ロシュ球]]とも異なる。ロシュ・ローブ、ロシュ限界、ロシュ球の名前は全てフランスの天文学者[[エドゥアール・ロシュ]]に由来する。