「三井三池炭鉱」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
57行目:
1984年[[1月18日]]の有明坑坑内火災事故([[三井有明鉱火災事故]])が発生し83人が死亡している。
 
1981年の[[北炭夕張新炭鉱ガス突出事故]]、[[1985年]]の[[三菱南大夕張炭鉱]]ガス爆発事故などもそう同様であるが、日本の炭鉱は、世界トップクラスの効率や保安設備を誇ったものの、ひとたび事故・災害が発生すると多くの人命を奪い、後遺障害を持つ患者を出し、安全対策が後手後手に回るなど、数ある職種の中でも危険度の高い職場であったことは間違いない。最新鋭を謳った炭鉱が[[1980年]]代に至ってもなお多くの人命を失う大惨事を相次いで引き起こしたことは、技術面での疑義を生じたに留まらず、国内における産炭の存在意義自体を問われる結果となり、国内石炭産業にとって致命的な影響を及ぼした。また事故・災害の莫大な人的補償費用は炭鉱を営む鉱山会社の企業体力を徐々に奪い、国内石炭産業の衰退へと結びついていった。
 
== 閉山 ==