「宇宙の戦士」の版間の差分

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===小説===
日本では、前述のハヤカワ文庫およびハヤカワSFシリーズ版の刊行前に、「[[S-Fマガジン]]1961年2月号から4月号に[[田中融二]]による抄訳が掲載された。
[[ハリイ・ハリスン]]の『[[宇宙兵ブルース]]』は『宇宙の戦士』などの[[軍事SF]]小説に対するシニカルな批判的パロディとして発表され、作中にベトナム戦争を思わせる惑星と機動歩兵も登場する。
 
その後1963年から1964年に[[小学館]]の少年雑誌「[[ボーイズライフ]]」に『宇宙の特攻兵』のタイトルで連載されたが、主人公が日系人であるなど翻案といえる内容だった。著者は後にハヤカワ版の翻訳も手がける矢野徹、挿絵は[[中西立太]]。当時高校生だった劇画家[[小林源文]]はその挿絵に感銘を受けて中西を訪ね、絵を学んだというエピソードがある。
また、パワードスーツ型兵器を用いた兵士による、異星人との戦いを描いた著名なSF作品として、[[ジョー・ホールドマン]]の『[[終りなき戦い]]』(''The Forever War'')がある。ここでは「コンバット・シェル」と呼ばれるパワードスーツ型兵器が登場する。
 
[[ハリイ・ハリスン]]の『[[宇宙兵ブルース]]』は『宇宙の戦士』などの[[軍事SF]]小説に対するシニカルな批判的パロディとして発表され、作中にベトナム戦争を思わせる惑星と機動歩兵も登場する。また、パワードスーツ型兵器を用いた兵士による、異星人との戦いを描いた著名なSF作品として、[[ジョー・ホールドマン]]の『[[終りなき戦い]]』(''The Forever War'')がある。ここでは「コンバット・シェル」と呼ばれるパワードスーツ型兵器が登場する。
日本では、[[S-Fマガジン]]1961年2月号から4月号に[[田中融二]]による抄訳が掲載された。
 
[[ジョン・スコルジー]]の『[[老人と宇宙]]』や[[ロバート・ブートナー]]の『[[孤児たちの軍隊]]』といった、21世紀になって刊行された歩兵を主役とする軍事SFは、「21世紀版『宇宙の戦士』」と紹介されることがある<ref>{{Cite Book |和書 |anthor = ジョン・スコルジー |title = 老人と宇宙 |publisher = [[早川書房]] |year = 2007 |page = 裏表紙 |isbn = 978-4-15-011600-2}}</ref><ref>{{Cite Book |和書 |author = ロバート・ブートナー |title = 孤児たちの軍隊 ガニメデへの飛翔 |publisher = 早川書房 |year = 2013 |page = 裏表紙 |isbn = 978-4-15-011923-2}}</ref>。
その後1963年から1964年に[[小学館]]の少年雑誌「[[ボーイズライフ]]」に『宇宙の特攻兵』のタイトルで連載されたが、主人公が日系人であるなど翻案といえる内容だった。著者は後にハヤカワ版の翻訳も手がける矢野徹、挿絵は[[中西立太]]。当時高校生だった劇画家[[小林源文]]はその挿絵に感銘を受けて中西を訪ね、絵を学んだというエピソードがある。
 
=== 映像化作品 ===