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集中治療室では一般には「病棟で重篤な症状を表した患者」「救急患者のうち継続的な状態管理が必要な患者」「[[手術]]後に高度な状態管理が必要な患者」などを受け入れる。しかし、今日の一般病棟では、[[血圧]]、呼吸、酸素飽和度などの24時間[[モニタリング]]を実施することは可能なので、通常の手術であれば一般[[病室]]で24時間モニタリングを受けるだけの場合も多い。
 
逆に急性症状のない慢性疾患や末期[[悪性腫瘍|がん]]患者など、重症であっても集中治療室の対象にならない場合がある。<ref name="世界大百科事典">ICU、『世界大百科事典』、平凡社</ref>
 
集中治療室の対象となる場合の代表例としては、主として重要[[臓器]]の機能不全があり生命が危険にさらされているものかが上げられる。このような症例においては[[麻酔科医]]や集中治療医の観察の元、時々刻々と変化する容態に逐次投薬治療を施すことにより対応するのである。集中治療室で行われる医学については、「麻酔科」や「集中治療医学」と呼ばれる医療分野が存在する。