「2000年問題」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
14行目:
コンピュータの初期は、[[計算資源|リソース]](特に[[記憶装置|メモリ]])の費用負担が大きく、できるだけメモリを節約するプログラムが要求された。年号を下2桁で表すことによってリソースを節約をするのは、当時の[[プログラマ]]の間では当然の技法であった。そのようなプログラムの多くは[[1960年代]]から[[1980年代]]頃に開発された。当事者は「2000年までには、何らかの改良が加えられるか、全く新しいプログラムが運用されるだろう」との前提でいたので、特にこの問題に対する対策を施していないことが多かった。2000年問題が表面化した際は、プログラムを作成した技術者の退職などもあり、手作業でのプログラムの確認と修正が必要になることが多かった。
 
これらのプログラムが作成された時点で既に、多くの国で様々な領域や分野でコンピュータが使用されていたので、思わぬところでの機能停止の危険があり得ることが指摘されていた。これらの問題によって、[[物流]]その他の社会運営上の不具合の発生などが予想され、国際経済が深刻な[[不況]]に陥る可能性を指摘する声もあった。一部には、[[カレンダー]]をもたず<!--2000年問題の影響を受け-->ない独立した[[組み込みシステム|組込みシステム]]の誤動作の不安を煽るなど、あたかも[[フェイルセーフ]]で設計されたものがこの世にないかのように騒ぐなどの過剰反応も見られた。
 
== 事前対策 ==