「自己整合語」の版間の差分

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Srampax (会話 | 投稿記録)
en:Autological word, 07:03, 24 October 2015‎ より抄訳
 
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==概論==
自己言及などと異なり、"自己整合語"と"自己矛盾語"は[[言語学]]で扱われることはあまりないが、[[:en: Kurt Grelling|クルト・グレリング]]と[[:en:Leonard Nelson|レオナルド・ネルソン]]によって導入された[[:en: Grelling–Nelson paradox|グレリング=ネルソンのパラドックス]]と呼ばれる意味論上の[[パラドックス]]では重要な概念である。<ref>グレリングとネルソンは1908年の出版で、以下の定義を用いた。"''<big>φ</big>(M)''を''M''の概念を定義する単語とする。この単語は''M''の要素であるかそうではないかのいずれかとなる。前者においてこの単語を'自己整合的'とし、後者において'自己矛盾的'とする。"(Peckhaus 1995, p. 269).
初期の段階のグレリングのパラドックスが1907年5月28日の[[:en:Gerhard Hessenberg]]宛のネルソンの手紙で表されており、"自己矛盾語"という単語はまだ用いられておらず、"自己整合語"は"それ自体によって表される概念に適合する単語"と定義されている。(Peckhaus 1995, p. 277)</ref>
 
またこのパラドックスは学問領域以外でも知られるようになり、広い関心を集め、自己整合語のリストが作られるまでになっている。<ref>Henry Segerman: [http://www.segerman.org/autological.html Autological words]; Wiktionary: [[wikt:Appendix:Autological words|English autological terms]]</ref>