「チベット民族」の版間の差分
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[[Y染色体ハプログループ|Y染色体]]のDNA塩基配列の国際的分類法(YCC2002)によるAからRまでの18種の大分類のうち、Alu配列と呼ばれる約300個の特定の塩基配列([[ハプログループDE_(Y染色体)|YAP+因子]])を持つのは[[ハプログループD (Y染色体)|Dグループ]]とEグループのみであり、[[ハプログループD (Y染色体)|Dグループ]]とEグループはおよそ5万年前に分化した近縁グループである。そのうち、Dグループが相当な頻度で存在するのは[[日本]]と[[チベット]]および[[アンダマン諸島]]のみである(日本では35%前後、[[沖縄]]では55%前後、、[[アイヌ]]では88%前後、チベットでは約30~50%、アンダマン諸島南部では100%)。
つまり、[[Y染色体]]にAlu配列([[ハプログループDE_(Y染色体)|YAP+因子]])を持つ者が相当頻度で存在する地域は、アジアでは[[チベット]]
またチベット人からはD系統とE系統の祖形DEから直接分岐したDE*もわずかに観察されている<ref>Shi H, Zhong H, Peng Y et al. (2008). "Y chromosome evidence of earliest modern human settlement in East Asia and multiple origins of Tibetan and Japanese populations". BMC Biol. 6: 45. doi:10.1186/1741-7007-6-45. PMC 2605740. PMID 18959782. </ref>。DE*は他には[[アフリカ]]でしか見出されていない非常に珍しいタイプである。
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