「正義は勝つ」の版間の差分

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『'''正義は勝つ'''』(せいぎはかつ)は、[[1995年]][[10月18日]]から同年[[12月20日]]にかけてまで[[フジテレビジョン|フジテレビ系列]]系列で放映された連続[[テレビドラマ]]。放送時間は、毎週[[水曜日|水曜]]21:00 - 21:54([[日本標準時|JST]])。全10話。
 
==概説==
 
===セントラル・ロー・オフィス===
 
; 石田 学([[段田安則]])
: 早稲田大学法学部卒。35歳。学生時代、「富山の神童」ともてはやされる。淳平の同僚であるアソシエート弁護士で、セントラルには同期入所。事務所の歓迎会で酔い潰れ、淳平宅に泊まったのがきっかけとなり年齢差はあるものの厚い友情で結ばれる。ただ、淳平が多忙なため仕事上がりに飲みに行ったりする機会はほとんどなく、昼食を共にする程度。性格は真面目で不器用なまでに正直。淳平が京子の初裁判で密かに掴んだ証拠を石田に託した際にも、一瞬躊躇したものの事実を正直に伝えている。
: 真面目な優等生タイプの京子に好意を抱き、名刺をもとに塚田事務所を訪ねて以来親しくしている。ただ、京子の関心が自分には向かず、淳平に向いていると悟って自然な形で身を退いている。
: 出世のかかった裁判を淳平に譲られたことを戸川から聞いて自尊心を傷つけられ、更にはピンチを救われたことで格の違いを見せつけられたと痛感し、淳平を避けるようになる。だが、父親の敵である企業の代理人となった淳平を見るに見かねる。横領疑惑をかけられ逮捕された淳平の窮地を救うため、京子や塚田と共に奔走する。その後、淳平が大内を脱税容疑で告発したことでセントラルは評判を落とし落ち目となるが、脱税に無関係な一般職員たちの為に残ることを決断する。
 
; 戸川 光江([[室井滋]])
: 淳平と石田の先輩。[[ハーバード大学]]卒。セントラルのパートナー弁護士。
: [[著作権]]関係の事件や[[福祉]]分野の訴訟が得意。石田に対して一方的に入れあげ、職場でも私生活でも彼を持ち上げようと必死になっている。
: 『[[ビッグトゥデイ]]』にコメンテーターとして出演しているなど活躍は多岐にわたっている。
 
; 大内 将雄([[井上順]])
: [[早稲田大学]][[法学部]]卒。セントラルの所長。高岡謙次郎の下で居候弁護士をしていたが、彼の死後に淳平を引き取り、わずか30台半ばにして独立。浅野匠一、堀部安秀両弁護士とセントラル・ロー・オフィスを共同設立、主宰となる。[[法曹界]]に強力なコネクションを作り上げており、商売敵の[[検事]]でさえ意のままに操れる。
 
===塚田法律事務所===
 
; 姫野 京子([[鶴田真由]])
: [[お茶の水女子大学]]卒。塚田法律事務所に務める新米弁護士。
: 淳平から「弁護士失格」の烙印を押されたと思い込んでいた京子だったが、淳平が横領疑惑で逮捕された際には接見弁護人となっている。
: 実家は[[長野県]]で[[リンゴ|林檎]]農家をしている。[[絵画]]が好きで詳しく、そのことが淳平を救ったこともある。[[ピクルス]]が好き。
 
; 塚田 等([[谷啓]])
: [[慶應義塾大学]]法学部卒。父親の跡を継いだ二代目弁護士。塚田法律事務所という小さな事務所を経営している。かつて、高岡謙次郎とは弁護士会の人権委員会で知り合って意気投合。以来、無二の親友となり、淳平とも親しい仲だった。高岡謙次郎が横領罪で告発された際に弁護人を務めたが、証拠品を紛失するという不手際により謙次郎が実刑判決を受け、その後自殺。そのことを現在も悔いており、その後、大内の許で成長した淳平の活躍を知っても顔を合わせるのを避けていた。
: 一日たりとも謙次郎のことを忘れた日はなく、仕事終わりに「ALOHA Cafe」を訪れても気分が晴れたことはない。
: やがて大内が真相を知った淳平を切り捨てにかかると謙次郎を裏切り陥れたのが彼だと確信。淳平の容疑を晴らすため奔走し、大内と対決する。
 
; 塚田 直子([[井上晴美]])
: お茶の水女子大学3年生。塚田等の娘。姫野京子とはサークルの先輩後輩。学力が劣っているため父の跡を継ぐ気はない。父の事務所を「あまり儲からない」とけなす。京子が弁護士として本格的に活動するようになった為、雑用係として事務所の一員となる。
 
; 布施 富雄([[高杉亘]])
: 塚田事務所を手伝うアルバイト。司法試験に落ちること13回で細かい条文には疎いものの、新米弁護士の京子以上に裁判の行方には精通している。
; 神田 慎([[松崎しげる]])
: Bar「ALOHA Cafe」のマスター。塚田事務所の面々が常連として入り浸っている。塚田とは15年来の付き合い。
 
; 高岡 謙次郎([[津嘉山正種]])
: 昭和38年、[[中央大学]]法学部卒。昭和39年、司法試験合格。昭和41年、司法修習終了(第28期)、弁護士登録(登録番号10588)。淳平の父。新聞記者になるか弁護士になるか悩んだ末、力試しで受けた司法試験に合格。弁護士となる。淳平にとっては理想の弁護士であった。黒菱商事を海難事故で弁護したが、黒菱商事の不正に気付いてこれを告発しようとするも、先手を打たれ代理人を解任された後、身に覚えのない[[横領]]の罪を着せられる。弁護士資格を剥奪され、獄中で失意のうちに自殺する。
 
; 岩淵 芳彦([[団時朗]])
: 急成長を遂げた大手商社ビッグストーンインターナショナル専務。その前身である黒菱商事でも幹部を務める。高岡謙次郎に依頼して海難事故の訴訟を起こす。だが、その調査過程で同社の不正を知った謙次郎が不正を告発しようとするや訴えを取り下げ、謙次郎を横領罪で告発して弁護士廃業に追い込み、さらには海難事故訴訟の相手方と合併してビッグストーンインターナショナルへと成長した。会社経営の為なら人の命などなんとも思わない卑劣漢。
: その後、独立して「セントラル」を立ち上げた大内のために資金を援助。不法行為で得た多額の資金の[[マネーロンダリング]]を依頼している。大内とは一蓮托生の仲だがその真意は掴めていない。
; 郷田 智明([[古尾谷雅人]])
 
; 郷田 智明([[古尾谷雅人]])
: 敏腕検事。最後の[[キーパーソン]]。同僚の大半が大内の影響下に置かれ、淳平への[[任意同行]]や逮捕令状の請求、証拠のねつ造などに荷担する中、彼らとは一線を引く。
: 過去に高岡謙次郎の横領疑惑事件で主任検事を務め、有罪に追い込んだ人物。その際に弁護側で争った塚田とは旧知の仲。謙次郎の裁判に際し、周到に用意された証拠に飛びつき、その結果[[えん罪]]を生んだとの後悔の念を抱く。
:「信頼できる検事を紹介して欲しい」という淳平の依頼で塚田が引き合わせる。淳平の告発を受理し、大内への脱税容疑によりセントラルを強制捜査。主任検事となり、淳平に逆襲の舞台を与える。
 
; 角藤 浩一郎([[阿南健治]])
: 法曹日報の記者。強い者になびき、弱い者をいたぶる小物。どこにでも潜り込む[[ゴキブリ]]のような男。その実、戸川に囲われており、金を渡されては情報収集をすることが多い。淳平が横領容疑で逮捕された際には戸川の依頼で[[マスコミ]]各社に情報をリークし、バッシング記事の急先鋒となる。
 
; 水沼 亜紀([[長野里美]])
: 有給休暇中に東南アジアのホテルで不審死を遂げた夫が[[過労死]]であると、夫の勤め先だったビッグストーンインターナショナルを告発した女性。
==その他==
*当初は『[[お金がない!]]』の脚本家・[[両沢和幸]]が本作の脚本を手掛ける予定だったが、コメディ路線を狙った両沢とシリアス路線を指向した制作側が衝突、両沢はクランクイン2週間前に降板した。急遽呼ばれた[[戸田山雅司]]はオーダーに応じた脚本を手掛けている。
 
*横浜を舞台にしており、オフィスは横浜[[ランドマークタワー]]、主人公の自宅は[[戸田平和記念館]]、弁護士会館は[[神奈川県立博物館]]、裁判所は[[大倉山記念館]]など、多くの横浜の建築物がロケ地として使用されている。
 
*第1話で「ユニバーサルインシュアランス」がセントラルのクライアントらしき企業として名前が挙がるが、これは織田裕二が主演した『[[お金がない!]]』で主人公・萩原健太郎が勤めた外資系保険会社の名前である。
 
*織田がフジテレビ系列ドラマで本作の次に主演した『[[踊る大捜査線]]』の第2話で、主人公・青島俊作が、篠原涼子演じる被疑者・ササキノリコに「高岡っていう良い弁護士知ってますよ」と言うシーンがあるが、これは本作の主人公・高岡淳平を想定したものと思われる。
 
*弁護士の[[木村晋介]]が、本人役で登場している。
 
*第2話は、[[プロ野球]][[1995年の日本シリーズ|日本シリーズ]]第4戦の[[プロ野球中継|中継]]が大幅に延長にされたため、2時間30分遅れの23時30分から放送された。
 
*第1話は年休の取得が裁判の争点の一つとなり、これが誤解を与えかねないものだったため、第3話のエンディングでその旨の断り書きが挿入された。
 
*視聴率が思うほど伸びなかったこと、制作スタッフが不祥事を起こしたことなど様々な要因でソフト化されずにいたが、2008年9月17日にDVDが発売された。
 
==スタッフ==
*脚本 - [[戸田山雅司]]、[[旭井寧]]、[[青柳祐美子]]、[[田辺満]]
*音楽 - [[服部隆之]]
*演出 - [[若松節朗]]、[[宮本理江子|石坂理江子]]
*プロデュース - [[塩沢浩二]]
*演出補 - [[高丸雅隆]]、森保伸二
*プロデュース補 - [[関谷正征]]
*法律監修 - 渡邊顯、本山信二郎
*製作著作 - [[フジテレビジョン|フジテレビ]]
 
==主題歌==
*[[織田裕二]]「[[愛までもうすぐだから]]」
 
{{前後番組|
|放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]]|
|放送枠=[[水曜劇場 (フジテレビ)|水曜劇場]]|
|前番組=[[沙粧妙子-最後の事件-]]<br />(1995.7.12 - 1995.9.20)|
|番組名=正義は勝つ<br />(1995.10.18 - 1995.12.20)|
|次番組=[[古畑任三郎]](第2シーズン)<br />(1996.1.10 - 1996.3.13)
}}
 
{{水曜劇場 (フジテレビ)}}
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{{DEFAULTSORT:せいきはかつ}}
[[Category:水曜劇場 (フジテレビ)]]
[[Category:弁護士ドラマ]]
[[Category:神奈川県を舞台とした作品]]
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