「第85回東京箱根間往復大学駅伝競走」の版間の差分

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4区では早大の三田裕介と山梨学院大の後藤敬の並走が続いたが、10キロ付近から後藤は後退、早大1年の三田が区間新記録を樹立する走りで先頭に立った<ref>帝京大学の馬場圭太も従来記録を12秒更新する区間新記録を達成。</ref>。 [[明治大学]]、[[帝京大学]]がいずれも7人抜きの走りでそれぞれ3位、5位へと順位を上げた。
 
5区では、山梨学院大の高瀬無量が早大の三輪真之との差を詰め一時並走したが、オーバーペースが起因する酸欠の影響で高瀬は失速。代わって9位で襷を受けた東洋大1年の[[柏原竜二]]が区間記録を大幅に上回るペースで快走、19キロ過ぎで三輪を捉えた。その後は柏原と三輪の追いつ追われつの攻防が続いたが、22キロ手前で柏原が抜け出し、東洋大が往路初優勝を飾った。柏原は[[今井正人]]の持つ記録を47秒上回る5区の区間新記録を達成、8人抜きで4分58秒差を逆転する快走だった。2位には22秒差で早大が入り、以下[[日本体育大学]]、中央学院大、山梨学院大と続いた。駒大は15位まで順位を上げたがトップとの差は7分55秒となった。また去年ゴール1km手前で無念の途中棄権をした順大の[[小野裕幸]]は、区間2位の力走を魅せた。
 
東洋大は出場回数50回以上の大学で唯一優勝経験が無かったが、往路優勝で初のタイトルを獲得した。往路終了時点でのトップとの差が10分以内のチームは史上最多の21チームとなった。また10位の帝京大から5分以内に11チームがひしめく混戦となった。個人記録では2区から5区で計5人が区間新記録を樹立した。