「台湾問題」の版間の差分

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2004年に中国の[[温家宝]]総理が「中国が台湾の主権を有していることは『[[カイロ宣言]]』できわめて明確に示されている」と発言した。
 
これに対して[[陳水扁]]総統は、2008年に英国Financial Timesのインタビューに対して次のように答えた<ref name=taiwan20080318taiwan20080313>2008年3月13日、英国紙「フィナンシャルタイムズ」のインタビューに。同紙インターネット版掲載。</ref>。
 
「1943年に蒋介石、チャーチル、ルーズベルトの3ヶ国の首脳が中国は台湾の主権を確かに有していると決定したと、多くの人々が信じて」きたが、1943年12月1日の『カイロ宣言』は日付も署名もなく、事後による追認もなく、授権もないとし、「これはそもそもコミュニケではなく、プレスリリース、声明書に過ぎない」と指摘したうえで、「1955年2月1日、チャーチル首相は国会質問で、『カイロ宣言』に基づいて中国が台湾に対する主権を有するということには同意できないと答えたように、当時3人にはそもそもコンセンサスなどなく、そのため署名もなかった」と述べ、中国がカイロ宣言を根拠に領土権原を主張するのは成立しないとした<ref name=taiwan20080318></ref>。
 
また、「台湾の国家主権は台湾国民に属している」と強調し、さらに、多くの人が「『カイロ宣言』にはそもそも中国が台湾の主権を有することが書かれたわけではないというこの事実を知らないのは、過去の教育が杜撰であり、歴史が改竄されていたからだ。だからこそ、中国は自己に有利なためこれを引用し、国民党は台湾を統治する際の法的統一の基礎としたのだ」とした<ref name=taiwan20080318></ref>。
 
 また、陳総統は1971年の[[アルバニア決議|国際連合総会2758号決議]]文にはそもそも『台湾』が触れられておらず、『中国』代表権問題のみが解決しただけであり、中華人民共和国が台湾2300万の人々を代表してよいとは言っていないのであり、[[パン・ギムン]]国連事務総長や中国はこれを拡大解釈しているとして批判した<ref name=taiwan20080318></ref>。
 
== 注釈 ==