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{{出典の明記|date=2015年11月15日 (日) 05:25 (UTC)}}
[[Image:Feuerverzinkte Oberfläche.jpg|thumb|250px|溶融亜鉛めっき鋼材表面の斑模様]]
'''溶融亜鉛めっき'''(ようゆうあえんめっき:"hot dip galvanizing")とは、[[鋼材]]の防[[]][[表面処理|処理]]の一種である。現場では正式名称はあまり使われず、[[めっき]]槽に浸ける様子から、[[俗称|俗に]]'''ドブづけ'''とか'''テンプラ'''などと呼ばれるのが一般的である。
 
== 概要 ==
鋼材の表面に[[亜鉛]]の[[合金]]層を形成することで、亜鉛の犠牲的防食作用により、鋼材の[[腐食]]を抑制する。
屋外に設置される[[鉄骨構造|鋼構造]]物の防食処理として広く採用されており、身近なものとしては[[送電]]用[[鉄塔]]などが挙げられる。
 
[[環境]]条件が良好であれば数十年に渡る防食効果が期待できる一方、重[[工業地帯]][[海浜]]地区などでは、[[寿命]]は著しく短くなるといわれている。
 
 
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== ==
めっきされた当初は[[亜鉛]]の[[光沢]]色が見られるが、[[]][[]]に晒されると、酸化[[被膜酸化]]被膜ができて白くなる。
 
== 規格 ==
溶融亜鉛めっきの作業工程は、JIS H8641によって以下のように定められている。
 
# 鋼材表面の'''脱脂'''(10%アルカリ溶液槽)
# '''酸洗'''(7 - 10 %硫酸溶液槽)
# '''[[フラックス]]'''(飽和塩化亜鉛アンモニウム溶液槽)
# '''めっき'''(440〜460℃ - 460 ℃液体亜鉛槽)
# '''[[冷却]]'''(温水槽もしくは[[空冷]]
 
めっきされた鋼材表面には、亜鉛の[[結晶化]]による斑模様(spangle)が現れるのが特徴である<ref>[http://www.jfe-kouhan.co.jp/products/steel_sheet/qa14.html 溶融亜鉛めっき鋼板のスパングル(亜鉛結晶の花柄模様)の種類は?] - [[JFEスチール#グループ企業(JFEスチールグループ)|JFE鋼板]](2015年版 / 2015年12月5日閲覧)</ref> 。
 
== 脚注 ==
<references/>
 
== 関連項目 ==
* [[亜鉛めっき]]
* [[亜鉛めっき鋼板]]
<!--* [[トタン]]-->
* [[ガルバリウム]]
 
== 外部リンク ==
* [http://www.aen-mekki.or.jp/ 社団法人日本溶融亜鉛鍍金協会]
 
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