「妾」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
→日本: 掲示出典にない情報を除去。 |
m →日本 |
||
10行目:
1870年（明治3年）12月に制定された「[[律令法|新律綱領]]」（布告第九四四）では妻と妾を同等の二等親<ref>「等親」は、「親等」とは別のもので「親等」は世代を数えるだけなのに「等親」は間柄の尊卑（そんぴ)親疎（しんそ)をしたものである。「親等」では配偶者（夫や妻)は世代の問題ではないので数えない。新律綱領では「夫」は「一等親」である。</ref> と定められた。妻と妾が同等の権利をもった、ということではないが、「妾」の存在が公認された。
1880年（明治13年）7月、刑法（太政官第三六号布告)(明治15年1月施行)で「妾」に関する条項は消えた。しかし、内務省は「刑法の改定は戸籍上に関係無之（関係これなし)」という指令を発し。刑法施行前に入籍した妾は「総テ従前ノ通取扱（すべて以前の通り取り扱う)」とされた。1898年（明治31年）、[[戸籍法]]によって戸籍面から妾の字消える<ref>村上 一博「明治前期における妾と裁判」法律論叢, 明治大学法律研究所, 1998, 71,pp.3-6</ref> 。
=== 特徴 ===
| |||