「Active Template Library」の版間の差分

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誤記削除。MFC DLLは必ず伴う訳ではないため。静的ライブラリ版のMFCを使う場合、MFC DLLは当然 無用になる
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'''Active Template Library''' ('''ATL''') は、[[Component Object Model|COM]]プログラミングを簡単に行えるようにするためのマイクロソフトによる[[テンプレート (プログラミング)|テンプレート]]ベースの[[C++]]専用[[ライブラリ]]である。様々なCOMオブジェクト、[[OLEオートメーション]]サーバ、[[ActiveX]]コントロールを開発できるように作られている。ATL 1.0は1996年に公開され、Microsoft [[Visual C++]]にはバージョン6.0からATLが標準で付属するようになった(VC 6.0付属のバージョンはATL 3.0)。
 
インターネット用のコントロールは[[Microsoft Foundation Class|MFC]]も利用できるが、ウェブサーバーからネットワーク経由でダウンロードするためにコントロールは小さくコンパクトであることが求められる。MFCアプリケーションは総じてプログラムサイズが巨大になる傾向があり、また補助DLLが必要である。ATLでは補助DLLなしで小さなコントロールを作成できるため、ATLはある意味でCOMコントロールの開発環境としてMFCに対する軽量の代替物である。
 
また、ATLには[[Windows API]]のラッパーとして利用できるクラスもあり、[[Windows Template Library|WTL]]と併せて通常のWindows用の[[アプリケーションソフトウェア]]作成にも用いることができる。