「古味直志短編集 恋の神様」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
46行目:
古味にとって初となる短編集。2014年4月、[[集英社]]〈[[ジャンプ・コミックス]]〉より発行。タイトルは収録作品の『恋の神様』より。
古味による読切漫画6作品『island』『恋の神様』『ウィリアムス』『ペルソナント』『APPLE』『ニセコイ(読切版)』を収録している。収録作品の出典は『[[週刊少年ジャンプ]]』とその[[週刊少年ジャンプの増刊号|増刊号]]、および『[[ジャンプスクエア]]』(いずれも集英社)で、古味がデビューしてから、『[[ダブルアーツ]]』の連載を挟み、『[[ニセコイ]]』を連載するまでの間に掲載された。
== island ==
『'''island'''(アイランド)』は古味のデビュー作。[[ファンタジー]]読切漫画作品。第39回[[ジャンプ十二傑新人漫画賞]]準入選。『[[赤マルジャンプ]]』2007 WINTER掲載。45ページ。[[麻生周一]]が「好きな漫画」として挙げている<ref>「特別ページ」『赤マルジャンプ』2008 WINTER</ref>。『ダブルアーツ』1巻にも収録された。
; ストーリー
: 高い壁に囲まれた狭い世界で暮らす2人の少女'''アイラ'''と'''マルー'''は、まだ見たことのない壁の外の世界に憧れていた。2人は外の世界に行くために試行錯誤をするが、14歳になったアイラは長老から衝撃的な事実を伝えられる。
== 恋の神様 ==
『'''恋の神様'''(こいのかみさま)』は、古味による読切漫画作品。『週刊少年ジャンプ』2007年20号掲載。49ページ。古味が初めて描いた[[ラブコメディ]]作品であり、掲載時には大きな反響があった。しかし、古味自身はこの作品の面白さを理解せずに描いていたので、当時は困惑したという<ref>『短編集』100ページ</ref>。後に『ニセコイ』の連載を始めるきっかけとなった。なお、土辺の祖母は『ニセコイ』連載版に登場する神主(声 - [[定岡小百合]])と容姿が同じであり、『ニセコイ』8巻の幕間で土辺と木之倉らしき人物を出迎えている。
; ストーリー
: 男子高校生・'''土辺太一'''(つちべたいち)は、同じクラスに転向してきた女子生徒・'''木乃倉安子'''(きのくらやすこ)に一目惚れをする。しかし、[[神主]]である土辺の祖母は神が彼女に恋をしていることに気付く。
== ウィリアムス ==
『'''ウィリアムス'''』は、古味による読切漫画作品。[[ロー・ファンタジー]]。『週刊少年ジャンプ』2007年49号掲載。49ページ。少年層より大人から反響が大きかった<ref>『短編集』150ページ</ref>。
; ストーリー
: 少年・'''ウィリアム'''は[[冒険小説]]『'''アブドラ冒険記'''』の内容を信じて、召使の女性'''コニー'''や小説の著者'''カムクラス・ハイロー'''と共に、小説に描かれた剣を求めて冒険する。
== ペルソナント ==
『'''ペルソナント'''』は、古味による読切漫画作品。ネーム段階で一度ボツになったが、当時の『[[ジャンプSQ]]』編集長[[茨木政彦]]の目に留まり、『ジャンプSQ』2008年12月号に掲載された<ref>『短編集』208ページ</ref>。57ページ。
; ストーリー
: 皆が仮面'''ペルソナント'''を着けている社会で、唯一ペルソナントを着けずに生活している男性'''ダモレ'''に、女性記者'''オリィ・フランベル'''が接触する。
== APPLE ==
『'''APPLE'''
; ストーリー
: 少年'''新宮サトシ'''(あらみやサトシ)は、地球が生み出した新しい生命体'''APPLE'''として恐れられ、政府からも命を狙われていた。しかし、彼はあらゆる生物に変身できる能力を持っていたため、いつも自分を攻撃する軍隊を迎撃していた。そんな彼のもとを、APPLEの誕生を予言した科学者・'''グリム・スチュワート'''が訪れる。
== ニセコイ読切版 ==
『'''ニセコイ'''(読切版)』は、古味による漫画作品。連載版『[[ニセコイ]]』の
; ストーリー
: 男子高校生・'''一条楽'''(いちじょうらく)は過去のすれ違いから[[幼馴染]]の少女・'''桐崎千棘'''(きりさきちとげ)と仲が悪かった。しかし、2人の実家がそれぞれ[[ヤクザ]]と[[ギャング]]で、衝突寸前の緊張関係にあったため、2人は争いを避けるために仲の良い恋人のふりをする。
|