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超弦理論との対比を(若干)強調 |
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'''ループ量子重力理論'''(ループりょうしじゅうりょくりろん)は、[[時空]]([[時間]]と[[空間]])にそれ以上の分割不可能な最小単位が存在することを記述する理論である。[[超弦理論]]と並び、[[重力]]の古典論である[[一般相対性理論]]を[[量子化 (物理学)|量子化]]した[[量子重力理論]]の候補である。
時空は、本質的に連続で滑らかな値をとるものと考えられてきたが、この理論で時空は、[[原子]]における[[電子配置]]のように'''離散的な'''値をとるものと考えられている。
同じく量子重力理論の候補である
空間はノード(点)とノード
そして、このスピンネットワークに時間を加えたものを[[スピンフォーム]]と呼ぶ。スピンフォームは時計の秒針が動くように離散的に変化する。つながりの変化前と変化後の時間の差は1[[プランク秒]](10<sup>-43</sup>秒)で、これが積もり積もって人が感じる時間となる。
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== 参考文献 ==
*リー・スモーリン 別冊日経サイエンス149 時空の起源に迫る宇宙論 「時空の原子を追うループ量子重力理論」
* [[竹内薫]]『[[超弦理論|超ひも理論]]とはなにか―究極の理論が描く物質・重力・宇宙』(講談社ブルーバックス、2004年)ISBN 4062574446
== 関連項目 ==
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