「シスターコンプレックス」の版間の差分

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原因に関しては複数の心理学者が自説を展開しているが、それぞれかなり異なっており定説と呼べるようなものはなく、不明であるといえる。
 
精神分析家の[[ジャック・ラカン|ラカン]]は『家族複合』において触れている。男児は初め母親に対して性愛を向けようとするが、その際に母親が実際には父親を見ていること、もしくは、母親へは依存対象とすることから抜け出すべきだと気づき、より純粋かつ身親と比べて年の差が相手として姉や妹に対して愛情を抱いたり、世話になったりすることに価値を持ってしまうのだと解釈する。ただし、この場合も母親の場合同様通常父親の去勢不安によって止められるのが普通であるとする。
 
過度のシスターコンプレックスの原因についてははっきりとした論はない。よく、幼少期の状態がそのまま深化してしまった結果なのではないかという推測がある。また、家族に何らかの機能障害が起こっているためという推測がある。また異性の組み合わせの兄弟は、多くの場合は性格的に男子が弱く、女子が強い(大抵の場合、家中では女性が権威を持つ場合が多く、姉と弟に限らず、兄と妹の場合でも、妹側が強い風潮が見られる。時代が進むにつれて、どの家でもそのような傾向が一段と高まり、近年ではその傾向が統一化されつつあるほどである)。特に、姉と弟の場合、姉が圧倒的な力で(容赦無い言動により)、弟を抑え付けてしまい、良く言えば弟は従順な子に育ち易い反面、いざという時さえも言いたい事も全く言えない性格的に弱弱しい子に育ったり、必要以上に姉の言い成りになってしまうという害点も多く発生しているのが現状である(特に年の離れた姉と弟ほど、そのような傾向がごく顕著である)
 
児童心理学者[[ジャン・ピアジェ|ピアジェ]]に関連する解釈では、兄の場合自己がはっきり形成されていない時期に自分が妹によって中心であることが出来ず非中心化が起こるため、その我慢した分を妹を支配する事で解消していると解釈する。
 
また、姉の[[ブラザーコンプレックス]]に対し、弟が「いい子」を演じようとするあまりシスターコンプレックスのようになってしまったという話もある。この場合女っぽい感じが目立つようになると言われる。特に、ある程度年の離れた(標準的には、5~6歳もしくはそれ以上の年の差の)姉と弟の場合、弟が幼年時から、姉に一方的に世話をしてもらいながら育ったケースでは、前述のように姉の圧力に押されて育つことで、弟としてみると、そうしないと姉が怖いからという意味で「いい子」を装っている傾向が強いとされている。それと似たような例でも、姉は弟の為を想ってきびしく叱ったり、都度ものを指摘している積もりでも、弟としてみると、姉の思うがままの言動に悩まされていることが多く、また、その為に「女性というのはこういう生き物なのか・・・」という現実性に関してを、若い年齢で気づかされることになることで、女性と親密的な関わり合いをつくることに関して積極的な姿勢になれなかったり、また、その為に、「(女性と親密に接するという点では)姉と、自分を産んでくれた母親だけで沢山だ」という後向きな姿勢が生じるケースも少なくはない。
また、姉の[[ブラザーコンプレックス]]に対し、弟が「いい子」を演じようとするあまりシスターコンプレックスのようになってしまったという話もある。この場合女っぽい感じが目立つようになると言われる。
 
また、両親の離婚などで離れている場合には姉妹を姉妹であると見られない(義姉もしくは義妹という)ため、その場合にも恋慕が起こることもあるが、これをシスターコンプレックスに含めるかどうかは議論の余地がある。例えば、[[妻問婚]]だった古代日本では異母の場合の[[兄弟姉妹婚]]が許可されていたが、これは家が違ったためであり、兄弟姉妹という認識が薄かったためである。
 
== 萌え用語としてのシスターコンプレックス ==