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'''小脳'''(しょうのう、{{lang-en-short|cerebellum}}、[[ラテン語]]で「小さな脳」を意味する)は、脳の部位の名称。[[脳]]を背側から見たときに[[大脳]]の尾側に位置し、外観が[[カリフラワー]]状をし、[[脳幹]]の後ろの方から[[コブ]]のように張り出した小さな[[器官]]である。脳幹と小脳の間には[[第四脳室]]が存在する。重さは成人で120~140グラムで、脳全体の重さの10%強をしめる。大脳の10分の1しかないのに、大脳の[[神経細胞]]よりもはるかに多くの
小脳の傷害が運動障害を引き起こすことを最初に示したのは、[[18世紀]]の[[生理学者]]たちであった。その後[[19世紀]]初頭~中盤にかけて、[[実験動物]]を用いた小脳切除・病変形成実験が行われ、小脳傷害が異常運動・異常歩様・筋力低下の原因となることが明らかにされた。これらの研究成果に基づき、小脳が運動制御に重要な役割を果たすという結論が導かれたのである<ref name="Fine">{{cite journal | author=Fine EJ, Ionita CC, Lohr L | title=The history of the development of the cerebellar examination | journal=Semin Neurol | year=2002 | pages=375-84 | volume=22 | issue=4 | id=PMID 12539058}}</ref>。
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