「カルバニア物語」の版間の差分

ダグラスなど追加
(クロスチアの人々を加筆)
(ダグラスなど追加)
カルバニア王国の若い国王が亡くなり、急遽即位した十代の女王タニアと、父の跡を継いで初の女公爵になることを目指す男勝りな公爵令嬢エキュー・タンタロットをメインキャラに、二人が慣習や常識と奮闘しながら少しずつ女性の地位と権利を確立していく様を描く連作マンガ<ref>[http://d.hatena.ne.jp/kaien/20070915/p2 「ファンタジィは女性をどう描いてきたか。」 海燕] Something Orange</ref>。一つ一つのエピソードは比較的短い。現在の時間軸の二人のストーリーに加え、幼少期や、カルバニア王国と周辺国の関係者が主役の話もあり、現在も『[[Chara (雑誌)|Chara]]』誌で連載中である。
 
軽やかでコミカル、繊細なフェミニズム・ファンタジー作品で、女性だけでなく男性からの評価も高く<ref>[http://ameblo.jp/petronius/entry-10050813630.html 「『カルバニア物語』 TONO著 女の子の自立の物語」] 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために</ref>、「それぞれに意見も価値観も違う複数の人物を公正に描こうとする寛容さが、この作品の最大の魅力」<ref>[http://d.hatena.ne.jp/kaien/20071002/p4 「漫画におけるユニークフェイス。」 海燕] Something Orange</ref>と評されている。また、主要キャラに若い女性が多く、作品世界に現代のような生理用品がまだ存在しないこともあり、生理に関するエピソードも多い。
 
== 主な登場人物 ==
: タニアの父で先代のカルバニア王。カリスマ性があり国民からの人望も厚かったが、タニアが12歳の時に若くして病死する。プラティナと結婚する前に相愛の婚約者がいたが、病気で亡くしている。
; プラティナ・カルバニア
: リカルド王の正妃で、「世界一美しい」と言われていた。その美しさから13歳で王妃となり、14歳でタニアを出産する。夫のリカルドを強く愛したが、娘のタニアは「母の片思い」と評している。浪費が激しく、だんだんとオカルトに傾倒していき、周囲に苦々しく思われていた。リカルドの死の際にトラブルを起こし、他国に追放され、長らく消息不明だったが、クロスチアで名前を変え一人の女性として生き直し、再婚していた。
; ナジャル・フラコス・カルバニア
: スプーナの息子。正妃ではなく愛人との間の子で、タニアとは同い年。ライアンの後釜(教育係兼結婚相手候補)としてタニアの家庭教師となる。子供の頃の怪我で脚が不自由なことと、家庭環境からひねくれているが、有能。努力していることを人に知られるのが嫌い。タニアに惹かれている。
: カルバニア国の皇太子。先王リカルドの弟でタニアの叔父に当たるが、妾腹の子。
; スプーナ・フラコス・カルバニア
: 先王リカルドの二番目の弟でタニアの叔父に当たるが、オシリスとはまた別の妾腹の子。本人も正妻の他に妾が8人おり、子供は10人いる。ナジャルはそのうちの一人。いいかげんな遊び人だが、タニアには一目置いている
; キセパ・フラコス・カルバニア
: 先王リカルドの妹でタニアの叔母。スプーナとは父と母が同じ実姉。
==== タンタロット公爵家関連 ====
; エキュー・タンタロット
: カルバニア王国に2つある公爵家の一方「タンタロット家」の息女。公爵令嬢にして跡継ぎ。母がエキュー出産時に亡くなり、父が後添いを貰うのを拒否したため、長く一人っ子として育つ。女王タニアの乳姉妹で幼馴染。金髪碧眼で美貌の持ち主だが、幼少期から男勝りで喧嘩好きであり、普段は男装し活発に駆け回っている。かわいい女の子が好きだが、同性愛者ではない。動きにくいドレスが苦手だが、必要な時には着飾って社交を行う。クロスチアで教育を受け、公爵になることを強く望み努力してきた。女性差別保守的でエキューの爵位継承に反対するタキオ・バスクからも、「公正で勇気があって努力家」と評される。幽霊などのオカルトが大の苦手。胸が全くないのがコンプレックス。恋愛に興味がなかったが、急に恋愛熱が盛り上がり、子供時代に因縁のあったライアン・ニックス公爵と恋人同士になった。STORY48でタンタロット公爵家を継承し、王国初の女公爵となる。
; カイル・タンタロット
: エキューの父。妻プリシラと娘エキューを深く愛しており、亡き妻が残した一人娘を軽んじる周囲に反発し、エキューを初の女公爵にしようとクロスチアに留学させ、エキューが後を継げるように活動していた。温厚な人柄で有能な国の重鎮である。エキューの公爵家継承により隠居。妻の死後は長く独身を通していたが、年下のナタリー・ホーンと再婚した。
: 故人。カイルの妻でエキューの母親。身体が弱く、結婚後20年子供ができなかった。エキュー出産の際に命を落とした。
; ハニー・ハットン伯爵夫人
: カイルの実姉。エキューの伯母であり、育ての母のような存在。常識人で、エキューとは気が合わない。他家に嫁いでいるため、タンタロット家の親戚からは部外者扱いされている。グラスという息子がいる。
; ナタリー・ホーン
: ホーン商会という豪商の娘でカイルを慕っていたが、7年前の大火で実家は消滅、天涯孤独の身となる。その火事でナタリー本人も大怪我を負い、カイルの支援で療養。その過程でカイルへの思いが通じ、二児の母、カイルの妻になる。豪商の娘として贅沢を味わい尽くしており、お金や身分に興味がない。金銭関係に長けている。
; グリ、グラ
: カイルとナタリーの双子の息子。生まれたばかりで正式な名前はまだない。生後すぐは体が弱く、周囲を心配させた。
; イサク
: 元々は下町の貧しい家の子供だったが、カイルの下町支援に感銘を受け、タンタロット家に仕えことに。現在はカイルの秘書をしており、カイルのことを心から敬愛している。
; エヴァ・タンタロット
 
:エキューの先祖で、タンタロット家に嫁いだ美しい踊り子。エキューの美貌はエヴァ譲りである。身分が低いため、エヴァの血が入っていない分家のバスクの方が血筋がいいと考える人もいる。美貌で玉の輿に乗ったため、生涯若さを維持するために様々な美容法を試し続け、窮屈な生活をし、死後成仏できず霊として屋敷に留まっていた。
====ニックス公爵家関連 ====
; ライアン・ニックス公爵
==== バスク領関連 ====
; タキオ・バスク
: タンタロットの傍系で公爵領当たるバスクの領主。有能で血筋が良く、保守的な面がある。女性であるエキューの爵位継承についてもかつては良く思っておらず、子どもをタンタロット公爵にするために、愛する女性との結婚をあきらめ政略結婚していた。カラント・レッドという染料の美しい染め物で、バスクの振興を図る。
; フラン・バスク
: タキオとリアンダの息子。バスクの嫡子。母リアンダが使用人家臣息子カフに幼いフランを託してタキオと離婚、カフによって動物たちと一緒に育てられた。一見不遇な育ちだが、本人に不満はなく明るくたくましい。アトスに跡を継がせたいタキオから、ニコール・ホルグとの縁談を強要されていたが、エキューの活躍でその件はなくなった。エキューのことが好きで、異母兄アトスと争わないためにもタンタロット家に婿入りしたいと考えている
; リアンダ・パルセット
: フランの実の母。タキオと政略結婚しフランを儲けるが、カフに預けて別居、後に正式にタキオと離婚する。後年はハイゼン侯爵と連れ添うが、敢えて入籍せず愛人の立場を貫く。若くして病で亡くなった
; アンヌ・バスク
: タキオの後妻。かつては酒場の女給だったところをタキオと知り合い、愛人として息子アトスと娘キャシーアンを生む。のちに正式に結婚するが、身分が低いためバスクの女主人として苦労していた。
; アトス・バスク
: アンヌとタキオの息子でフランの異母兄。フランとは仲がいい
; キャシーアン・バスク
: アンヌとタキオの娘でフランの異母妹。愛称は「キャス」。
; カフ・スタン・ストーク
: バスクの使用人。フランの養い育ての親で、動物を育てるのが得意。フランを不本意な縁談から守るために、タンタロット家に直訴したことがある。優しく有能であり、父共々バスク領の重鎮。童顔のハンサムであるため、隣に立つと老けて見えると女性に嫌がられ、結婚できていないが、幅広い世代にもてる。かわいい女の子が好きなエキューを、「マザコン」と評した。
; ジャンヌ
: タキオやフランといったバスクの領主一族が住む館のメイド長で、代々タキオの家に仕える。バスクの女主人になったアンヌをよく思っていなかった。
==== ホルグ領関連 ====
; ニコール・ホルグ
: 領主である夫のスチュアート亡き後、ホルグを統治している未亡人。才色兼備で有能。田舎のホルグをロマンチックな観光地として売り出すやり手だが、その方向転換についていけない領民もいる。亡き夫が「飲む・打つ・買う」であったため男はこりごりだと思っており、ケイトリンをエキューのような跡取りにしたいと思っている。娘と同年代のフラン・バスクとの間に縁談があったことから、タキオ・バスクと大喧嘩になった
; ケイトリン・ホルグ
: ニコールの一人娘。ニコールはケイトリンをホルグの跡取りにと考えているが、ケイトリンは普通に結婚して嫁入りすることを夢見ている。
; フランシーヌ・チュニック
: 宮廷女官の一人で、女性の社会進出でドレスの需要が増えたことから、ロプスにスカウトされ助手になった。センスが良い。
; ダグラス
:近衛兵。華奢な美少年で女装が似合うが、弱いわけではない。エキューと親しく、タニアの命令でエキューへの罰として女装デートをしたことがある。
; オルト・ルーベン
:エキューの悪友で遊び人。女装したダグラスを美少女と思って本気で惚れていた。
; イサドラ
: ロプスの助手。以前はカッチャン伯爵家のメイドで、ロプスの名を騙り、伯爵令嬢にとんでもないドレスを作っていた。
: ゴルゴン織りという高級織物の工場を領地にいくつか所有しており、カラント・レッドで売り出し中のバスクとはライバル関係。堅物で、[[男尊女卑]]的な考えが強く、エキューを苦々しく思っている。しかし、愛人であるリアンダとはお互いに愛し合っており、リアンダの実の息子であるフランの将来のことも気にかけている。
; リンデル・ハイゼン
: ハイゼン侯爵家末娘(四女)。父の愛人であるリアンダとは仲が良かった。女性の社会進出に肯定的で、父の保守的な考えに疑問を感じている。家のゴルゴン織りの事業に関わることを目指すが、センスが悪いため父からは拒否されている。
 
=== パーマー王国の人々 ===
: パーマー王国の現国王。
; ミネルバ・パーマー
: パーマー国王の妹でコンラッドの叔母でコンラッドの教育係でもあった。あだ名は「黒衣のミネルバ」。4度結婚し全て死に別れている。明るく聡明な性格で美しく、外交に長けている。男性の美的感覚が独特で、4度とも世間一般でいうブ男と恋愛結婚した。聡明で美しく、外交に長けている
; ソルダム・パーマー
: パーマー王国第二王子。兄と違い女性関係が派手で軽薄だったが、コンラッドのタニアへの誠実な思いを見て気持ちを改める。
; フレイア・パーマー
: パーマー国第三皇女。妹ほど美しくないことに劣等感を抱いていた。領地内にダイヤモンド鉱山がある辺境国へ輿入れし、その際コンラッドは父背いて無断で相手を見定めに行った。
; カリン・パーマー
: パーマー国第四皇女。美少女。兄のコンラッドを敬愛しており、年の近いフレイアと仲が良かった。
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