「終末論」の版間の差分

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== 百王説 ==
[[中国]]の[[南北朝時代 (中国)|南北朝時代]]の[[僧]]・[[宝誌]]の手によるとされる「[[野馬台詩]]」が、日本では[[]]の[[未来]]を予言したものだという説が[[中世]]にかけて流布し、「'''百王説'''」が論じられた。これは『古事記』上巻序いかなる[[王朝]]も100代までで滅びるという解釈がされる記述があり、すでに[[鎌倉時代]]初期には『[[愚管抄]]』などでも取り上げられている。ただし、「百王」の意味は百代ではなく「数多き王」を意味するという解釈も存在した<ref>今谷(1990)、p.144</ref>。
 
その後の[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]、[[皇室の系図一覧|皇統]]は[[神武天皇|神武]]以来100代に達するとう理解から、折からの政情不安と[[末法思想]]が相まって、[[北畠親房]]が言及するなど大いに論じられた。また、室町幕府将軍の[[足利義満]]も百王説に関心を示していたという。