「アンダースロー」の版間の差分

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山田ら70年代の名手が引退した[[1980年代]]後半以降は、NPBでは先発をこなせる目立ったアンダースローの名手が不在となり、アンダースロー自体が一時衰退する。リリースポイント自体は山田らのフォームよりも更に低くなっていったが、軟投の技巧派として分類される投手が多くなり、活動の場も専らワンポイントリリーフなどの[[中継ぎ]]や[[クローザー|抑え]]などに移り変わっていった。[[1990年代]]には[[福岡ソフトバンクホークス|福岡ダイエーホークス]]に、上体を極端に倒して地面スレスレの位置からリリースするフォームの[[足利豊]]が在籍。同年代後半にはアンダースローの[[中継ぎ]]陣を数多く擁した阪神タイガースのような事例もあったが、いずれもそれほど活躍することなく終わっている。
 
しかし、[[2000年代]]にはMLBに足利と同じく極端に低いリリースポイントから投球する[[チャド・ブラッドフォード]]が登場、日本でも[[千葉ロッテマリーンズ]]に「世界一低いリリースポイント」とも謳われる[[渡辺俊介]]が入団、後者は本格派主力の先発投手として[[ワールドベースボールクラシック]]でも活躍し、NPBにおいてアンダースローが復権する端緒ともなった。渡辺がMLBに移籍した[[2010年代]]現在は、[[埼玉西武ライオンズ]]の[[牧田和久]]が渡辺に匹敵する低いリリースポイントから投げるフォームで、NPBでは著名なアンダーの投手となっている。
 
== 主なアンダースロー投手 ==