「ロボコップ (2014年の映画)」の版間の差分

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== あらすじ ==
2028年。[[デトロイト]]に本拠を置く巨大企業『'''オムニコープ社'''』は軍事用ロボットを海外で採用させ莫大な利益を得ていたが、アメリカ本国でだけは販路拡大を阻まれ、苦戦を強いられていた。ロボット配備を規制する『'''ドレイファス法'''』と、それを支持する多くの議員。何より、心を持たず命の尊さを解さないロボットに人間の生殺を任せることに、世論の根強い反発があるためであった。国内にも販路を拡げたいオムニコープは、パット・ノヴァック司会のTV番組等を利用して世論誘導に努めるが、なかなか上手くいかない。この状況を打破すべく、[[CEO]]のレイモンド・セラーズは[[サイボーグ]]技術の権威であるデネット・ノートン博士に協力を求め、『'''ロボコップ'''』計画を立ち上げる。機械のボディに人間の頭脳を融合させた『ロボコップ』を造り出し、警官として活躍させることで、心無きゆえに嫌われてきたロボットを「人々に愛される」製品に変えようというのであった。
 
被験者として選ばれたのはアレックス・マーフィ刑事。彼は相棒のジャック・ルイス刑事と共に武器の[[密輸]]組織の内偵を進めていたが、汚職刑事のタレ込みから組織の仕掛けた爆弾によって極度の重傷を負っていた。彼の妻クララの同意を得たノートン博士は、アレックスの身体のほとんどを機械に改造し、ロボコップとして蘇らせる。当初は変わり果てた自分の姿に絶望し死を望むアレックスだったが、妻と息子のために生きろというノートン博士の説得を受け、ロボコップとしての活動に同意するのだった。しかし、性能テストを開始して早々にロボコップは問題を露呈。情報経路が複雑な上に感情ゆえの迷いを持つロボコップは、通常のロボットより遥かに判断が遅く、社の求める性能を満たせない。ノートン博士ら技術陣は火器管制プログラムを強化し[[ドーパミン]]の分泌を制御するなどして性能アップに努めるが、その結果アレックスは感情を抑制され、妻や子供、ルイスを見ても機械的な対応しか出来ない文字通りのロボットと化してしまう。