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; 細工蒲鉾
:[[ファイル:umekama1.jpg|right|120px|thumb|細工蒲鉾(鯛蒲鉾)]]
: [[鯛]]や[[水引]]などの形に蒲鉾を整形したもので、'''蒲鉾細工'''ともいう。[[結婚式]]の引出物など冠婚葬祭の引出物として作られている。本格的なものは、鯛型で実物大程度の大きさがある。また、[[松竹梅]]の形にし、縁起物としても作られている。[[島根]]の[[大社地方]]を中心に古くから作り伝えられてきた細工蒲鉾は、婚礼(披露宴)の引出物として有名である。他に[[富山県]]や[[京都府]][[舞鶴市]]のものが知られる。[[中国]]の影響を受けた飾りなので、[[長崎]]などでは鯛ではなく、[[鯉]]をかたどったという。富山で種類は様々で、大きいもので体長60センチほどの尾頭付きのタイや[[鶴]]、[[亀]]、[[富士山]]や[[松]]、[[宝船]]、[[中啓|末広]]、[[巾着]]などが描かれたものもある。
; 巻かまぼこ
: [[富山県]]で一般的な板無しかまぼこ。板状にしたすり身を[[だし巻き卵]]のように巻いて作った物。断面に[[鳴門巻き]]のような模様ができるのが特徴。もともと[[コンブ|昆布]]を巻き込んだ「[[昆布巻き]](こぶまき)」を作るための製法で、昆布の代わりに焼き締めた蒲鉾で巻く「赤巻」「青巻」「白巻」などもある。同県や隣県の[[石川県]]では定番の食材で、両県で店舗で供される[[うどん]]・[[そば]]等には入っている事が多く、他地域からの旅行者からは[[ラーメン]]同様の[[鳴門巻き]]と誤解される事がある<ref>鉄道ジャーナル社「[[旅と鉄道]]」2002年春の号No.136の「タビテツ探検隊」では、[[金沢駅]]の「白山そば」で供された天ぷらそばに乗っていた赤巻をライターがナルトと誤解して記述している。</ref>。対して全国で一般的な板蒲鉾はほとんど作られないし、売られていない。県外に出るまでかまぼこ板なるものを見たことが無い人が珍しくない。ちなみに[[北陸地方]]で蒲鉾ははんぺんから「はべん」と呼ばれることもある。