「アラクニド」の版間の差分

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『'''アラクニド -ARACHNID-'''』(アラクニド)は、原作:[[村田真哉]]、作画:[[いふじシンセン]]による[[日本]]の[[漫画]]作品。『[[月刊ガンガンJOKER]]』([[スクウェア・エニックス]])[[2009年]]12月号から2016年1月号まで連載。
 
『[[ヤングガンガン]]』(同社)[[2012年]]6号より[[匣咲いすか]]作画によるスピンオフ作品『'''キャタピラー'''』が連載開始。2013年4月に匣咲が死去し<ref>村田真哉(原作)・匣咲いすか(作画) 『キャタピラー』3巻、スクウェア・エニックス〈ヤングガンガンコミックス〉、2013年、201頁、ISBN 978-4-7575-4015-6。</ref>、それに伴い連載中止となっていた<ref>{{Cite web |date=2013-04-22 |url=http://natalie.mu/comic/news/89240 |title=コミックナタリー - ヤンガン連載「キャタピラー」匣咲いすかが急逝、27歳 |publisherwork=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]] |publisher=ナターシャ |accessdate=2014-01-18}}</ref>が、[[速水時貞]]を作画担当として2014年3号より再開された<ref>{{Cite web |date=2014-01-17 |url=http://natalie.mu/comic/news/107938 |title=コミックナタリー - 村田真哉「アラクニド」番外編「キャタピラー」の連載復活 |publisherwork=[[ナタリー (ニュースサイト)|コミックナタリー]] |publisher=ナターシャ |accessdate=2014-01-18}}</ref>。
 
== ストーリー ==
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{{節スタブ}}
芋蟲を主人公とした外伝。華蟷螂や蜘蛛等の見知ったキャラクターが複数登場する。
 
針蟻との闘いをきっかけに、謎の人物「鳳蝶」が主催する表向きはVIPが集うパーティー、裏では芋蟲だけを標的にした「害蟲駆除(ディスキャタピラー)」が開催され、過去の因縁から芋蟲はパートナーの花蟷螂とともにこのパーティーに参加すること決意する。
 
== 登場人物 ==
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:; 気囊蜘蛛糸(スレッドエアキャプチャー)
:: 蜘蛛糸の水中では機能しないという弱点を補うための、超高密度で編み込まれた糸による簡易酸素ボトル。編み込まれた蜘蛛糸の結束を緩めることで球状の小さな空気袋を作り、ストロー状に変形させた糸を使ってその中の空気で呼吸することで、敵に気取られることなく水中での延命を可能とする。
:; 蜘蛛糸傀儡 (マリオネッタ・デ・ラーニョ)
:: 相手をわざと動きまわらせて、蜘蛛糸を絡ませ相手を捕縛する。対巨針蟻戦で使用され、自滅に追い込んだ。
:; 蜘蛛糸捕縛 (スレッドバインド)
:: 文字通り相手を捕縛する技。アリスが蜘蛛から教わった最初の技でもある。蜘蛛糸を相手の首に巻き付け宙づりにする、至ってシンプルな技ではあるが、それ故に思考力を奪い確実に死に至らしめる残酷な処刑方法。蜘蛛はこの技を使い幾人もの人間を殺してきた。
; [[クモ|蜘蛛]](クモ)
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: 言動から証拠隠滅などの所謂「後始末」の担当者の様子。キャタピラーにおいては部下らしき男と冒頭で仕事にかかっていたが部下も屍出蟲のコードを持った者なのか、別の蟲であるのかは不明。
; [[サソリ|蠍]](サソリ)
: アリスが2番目に遭遇した、蠍の毒物を熟知した殺し屋で20代の女性。しかし蠍とあるが殺害手段は致死毒による毒殺ではなく、麻痺毒で無抵抗となった標的をメスや工具のような道具で惨殺する手段を好む[[シリアルキラー]]である。これは彼女自身の「自由を奪われ体を切り刻まれた相手が、麻痺が解けると同時に上げる最期の断末魔を[[録音]]する」という猟奇的な嗜好に起因している。また、その嗜好にはもっと大きい(強い)獲物を殺したいという衝動と殺害対象への愛情が深く関係しており、5才の頃には自分が大切に飼っていた仔猫を、そして12才に成長してから同じく愛していた両親を惨殺したという過去を持つ<ref group="注釈">なお、該当シーンを含む第54話を収録したガンガンJOKER2014年7月号では修正なしで記載されていた。しかし単行本化(11巻)に際してはセリフが直接的表現を避ける「つい・・・」に変更されたほか、仔猫を惨殺したコマにはトーンの追加、仔猫惨殺に使った凶器のコマと両親を惨殺したコマは黒く塗り潰されるという修正が行われた。</ref>
: 学校の[[養護教諭|保健医]]に扮し、この手順でアリスを殺そうとするが、事態を知らない頼子が乱入したことで彼女を守ろうとアリスが復活し、分が悪いと判断して撤退した。
: また、アリスと竈午の前に現れた時には部室棟の壁の一部を正体不明の攻撃で粉砕したり、百足に全く気付かれることなく彼の首筋に麻痺毒を注入したりと、彼女自身の実力は底の見えない部分が多い。
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:; 櫛状枝(ベクチン)
:: 半径3メートル以内の音の振動を全身で感じ取る特殊能力。範囲内であれば物陰に潜んだり死角から近付いたりしても心拍を聴き取り、敵の奇襲を事前に察知することが可能。
:; 神経接続出力装置「毒の尾(ティロブ・プワゾン)
:: 蠍の脊髄神経系に直結されたマニピュレータで、似我蜂が開発した。装着者である蠍が身の危険を感じるよりも速く反応する。蠍曰く「最強の護衛(ガーディアン)」。部室棟の壁を破壊、百足に気づかれずに毒を注入できたのは、この「毒の尾」によるものと思われる。
:
; [[ゴキブリ|蜚蠊]](ゴキブリ)
: アリスが3番目に遭遇した殺し屋。一般人としての名前は'''沖 めぐみ'''。アリスと同じ高校の女生徒で、蜚蠊の触角に似た[[アホ毛]]を生やした目立たない女の子。「- ですわ」「- ですの」と上品な語尾で喋るが、実際にはえげつないことを考えるサディスト。持ち前の素早さと後述する「風読み(エアディテクション)」を用いたスピード・回避重視の戦法を得意とする。
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:; 膏流し(オイルピレーション)
:: 体表から大量に油脂を分泌することで拘束から逃れる蜚蠊第2の能力。作中では、就寝前にアリスが蜚蠊の小指に結んだ蜘蛛糸を振動を鈍化させつつ外して、アリスに気付かれることなく布団を抜け出すことに成功した。また、兜蟲の下で受けた訓練により、窮地に陥った瞬間に自動で発動し、地面に油脂の目印を残していくことが出来るようになっている。
:; 蜚蠊殺縄打 (ゴキラリアット)
:: 渾身のラリアットを放つ。
:; 蜚蠊跳蹴撃 (ゴキドロップ)
:: ただの跳び蹴りであるが、威力はそこそこ強い。勘違いして竈午に放った。
; [[カマドウマ|竈午]](カマドウマ)
: アリスが通う高校の周辺一帯を仕切る、いわゆる番長スタイルの男子生徒。学内での名前は'''藤岡 響'''(ふじおか ひびき)。対峙した標的に対して、昭和時代に放映された「可変ライダー」という特撮ヒーローに自らを見立てたセリフを告げる。鍛え上げた肉体をしており、中でも強靭な脚力が最大の長所。強大な破壊力を持つキック「直翅目蹴撃([[ライダーキック]])」を武器とし、跳躍力も強い。学内では一般の不良男子を何人も部下として従えている。
: かつて、仕事を覚えさせられるために蜘蛛と共に行動したことがあり、その際に目の当たりにした蜘蛛の仕事ぶりから彼を崇拝し、やがては恋愛感情をも抱くようになる(その恋愛感情を人前では否定している)。そのため、蜘蛛を殺害したアリスを憎悪し復讐を誓っている。しかし、部室棟での一戦でアリスに対する態度は多少軟化しており、蜘蛛狩りではアリスを何度も助けている。
; [[アメンボ類|水黽]](アメンボ)
: アリスが通う高校の潜伏要員。学内では'''高沢 忍'''(たかざわ しのぶ)という名前で体育教師を務める。フィクション作品の[[忍者]]が使うような[[水蜘蛛]]を足に履いて水上を歩き、「水錘釵(バラストサイ)」と名付けた二股の槍で標的を水底に固定し溺死させる「水黽流・溺殺(キルドラウン)」を得意とする。本人曰く、「斬殺や銃殺よりも確実かつ優雅、古代より受け継がれし伝統的完全殺傷術」とのこと。水泳の補修という名目でアリスを呼び出し、得意の水上戦に持ち込むが、アリスの「気嚢蜘蛛糸」により失敗。逆に自分が溺れる羽目となった。しかし、特殊能力「不沈艦(アンシンアブル)」によって何とか生き延び、芋蟲に助けられた。
; [[ハンミョウ科|斑猫]](ハンミョウ)
: カラフルなモヒカン頭と間隔が離れた両目が特徴的な殺し屋。素肌にナミハンミョウと同じ柄のジャケットを羽織り、語尾に「ミョ〜」とつけてしゃべる。「大腮鋏(シザージョーズ)」と名付けた巨大な鋏を武器とし、標的の動きを止めたり分離して2丁の巨大なナイフとして使用したりする。潜伏して標的を観察してからの襲撃が基本的な戦術。瞬発力も高いが、それは戦闘のためでなく主に逃走のために発揮される。うつ伏せの状態から竈午の踵落としを察知し攻撃の瞬間に全力で逃走したが、出会い頭の蟋蟖の一撃で首を切断され死亡する。
; {{Visible anchor|[[リオック|蟋蟖]]}}(リオック)
: 浅黒い肌に、屈強な体をした大男。自分のコードネームである巨大肉食昆虫のリオックこそが特撮ヒーロー・可変ライダーのモデルであると称する。その闘い方は名前の元になったリオックを彷彿させるもので、巨大な体躯と圧倒的な膂力をもって相手をねじ伏せるというただの暴力であり、戦術と呼べるものではない。しかし裏拳の衝撃だけで斑猫の首を切断し、竈午を軽くあしらう等戦闘力そのものはかなり高く、アリスが初めて遭遇した際は、これまで会った殺し屋の中でも最強の部類と評される程。
; [[グンタイアリ|軍隊蟻]](グンタイアリ) / 監視兵
: 右目を派手な柄の眼帯で隠した、アリスが通う翔蘭高校の生徒会長。表向きは'''黒川 沙羅'''(くろかわ さら)と名乗る。4月に編入してきて5月に役員選挙に立候補、ダントツの人気で会長に就任したアイドル転校生でもある。「組織」のボスを名乗っており、実際に雀蜂とは連絡を取り合い彼に指示を出すことがあるものの、同じ組織に属してるはずの蜚蠊や蠍からは、彼女を組織の人間だと認識されていないなど、特別な存在。
: 相当なイベント好きと呼ばれており、生徒会長に就任した途端、学園祭の日程や部活の予算を増やし、生徒の制服改造や茶髪やメイクなども自由化するなどかなり型破りな活動を実施した。
: 実は本物の軍隊蟻ではなく、真の軍隊蟻である倉本愛の命令で軍隊蟻の女王を演じているだけであった。本当の黒川沙羅は転校してきて友達のいない引っ込み思案の女の子だったが、学校を支配する上で女王である藍に目をつけられ、「女王支配」によりアリスを監視する役を与えられていた。そのため、黒川沙羅という名前も組織から与えられたものではなく本名である。右目の眼帯は「女王支配」による虹彩の変化を隠すために着けている。
: 女王の死亡後は他の蟻と同様にただ動いているだけの生ける屍のような状態となった。
:; 軍隊蟻(グンタイアリ) / 女王
:: 生徒会執行部である倉本藍の真の姿。普段は生徒会長である黒川沙羅に虐げられる不憫な少女を演じているが、本性はまさしく「女王」の一言に相応しい気性の持ち主で、支配的でこの世の全てを憎んでいる。アリスの境遇が自分と重なることから興味を抱き、生徒会執行部としてアリスと話すが、「自分と同じくこの世の全てを憎んでいる」という予想とは違いアリスが今の状況を幸せと感じていることに憤りを感じ、ボスから指示されていた蜘蛛狩りを急遽開催することを決める。そして黒川沙羅を使い多くの兵士を作りだしアリスを追い詰める。
:: 幼少のころから、その容姿により常に興味本位の視線に晒されており、友達や先輩、見知らぬ大人やついには親までもが彼女を犯すに至った。しかし、「女王支配」の能力により彼女を犯したものは例外なく隷属し、実の父親に至っては彼女が放った「今すぐ死んでよ」という怒りの声に応えて自ら首を折り命を絶った。この経験が「この世の全てを憎む」という彼女の思考に大きく繋がっている。
:: 軍隊蟻の能力である「女王支配(クイーンズルール)」は自身の唾液を摂取した相手を兵士として意のままに操る能力。兵士も交わることで兵士を作り出すことができ、連鎖的に兵士を生み出すことが可能。また軍隊蟻の女王である倉本藍自身が交わることで特殊な役を与えることができ、与えられた者は右目の虹彩が変化する。例としては黒川沙羅の「監視兵(サベイランス)」、アリスに就けるつもりの「奴隷兵(ジャーリヤ)」など。
; [[カブトムシ|兜蟲]](カブトムシ)
: 組織主催の蜘蛛狩りに参加する形で高校に潜伏した、ウェーブがかったショートヘアの女性。ただし、ゲームに参加した理由はアリスを殺すためではなく、蜘蛛からの依頼でアリスを護衛するためである。
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:; 兜棘(カブトスパイク)
:: 兜蟲が自身の右腕に仕込んだ3本の鈍く短い鋼鉄の棘。兜角が使えない時の予備の装備として使用し、日本刀による攻撃程度ならば無傷で弾き返す。また、己の怪力を乗せて渾身の一撃を叩き込めば、教室の床を崩落させるほどの威力も発揮する。
:; 闘神角 (ヘラクレス)
:: 詳細不明。兜角と違い11用の武器。
; [[エメラルドゴキブリバチ|穴蜂]](アナバチ)
: 小学生ほどの幼い外見の少年。似我蜂とチームを組んで行動しており実戦を担当。神経ガス「穴蜂神経毒(ベノムナーブ)」や「蜂毒出電波発生装置(ベノムウェーブジェネレータ)」を用いて、他者を肉体的・精神的に支配する手口を好む。蜚蠊を洗脳し頼子を科学教室に拉致するが、後を追ってきた兜蟲と交戦し床に叩きつけられ敗北。
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; [[キリギリス|螽蟖]](キリギリス)
: 男子生徒に扮した美青年。バイオリンで音楽を奏でながら「自由を愛し謳歌する者」を自称し、気配を完全に消した隠密行動を得意とする。既に死んでいるはずのアリスの父親を名乗る人物からの「蜘蛛狩りからアリスを逃がして欲しい」という依頼を受けて、独自の行動を取る。また雀蜂を前にしてもまったく動じない胆力がある。
: 武器はハニカム構造を有した特別製のシューズにより生み出される機動力と、腕に装着された小型暗器「藪螽刃(ヤブキリブレイド)」。
; [[ムカデ|百足]](ムカデ)
: 蜘蛛狩りに参加した蟲の1人。女子トイレの天井裏に身を隠し、アリスが訪れるのをひたすら待ち続ける戦法をとっていた。女子生徒がトイレに入る度に天井から逆さ吊り状態で身を乗り出し、麻酔薬に浸した手袋で顔を覆い捕獲していたが、蜘蛛狩りの隠されたルールに気づいた蠍によって神経蠍毒を投与され、完全に身動きが取れなくなった所を『解体』される。
; [[アブ|蝱]] (アブ)
: ぼさぼさ頭に眼鏡の男性。蟲を専門に狩る蟲であり、兜蟲曰く「仲間殺しのド外道」。自身を最強と謳う。「殺しは最小限の力で」が信条で、人の意識の死角をついた、刀によるカウンター技「暗黒剣(ブランド・ネロ)」を得意技とする。しかし、その技自体が弱点であり、相手が攻撃してこないと技を出せない「条件付きの最強」であることを兜蟲に看破され、教室の床ごとぶち抜かれ、最期は兜角により外へ吹っ飛ばされた。
; [[イモムシ|芋蟲]](イモムシ)
: スレンダーながら筋肉質の体をした長身の女性。スピンオフ作品『キャタピラー』の主人公。自分の力に自信を持つ蟋蟖からも一目置かれ、「姐さん」と呼ばれている。常に腹部や肩を露出した、開けた服装をしている。表向きの名前は「井上美樹(いのうえみき)
: 「狙った獲物以外を仕留めるのは秩序(ルール)違反」を信条としており、殺害の必要がなければ、暗殺の現場を見られても殺しは行わない。
: 蜘蛛(ひいてはアリス)が罠と策を張り巡らして戦うのに対し、彼女はその場での柔軟な発想と、凄まじい馬鹿力で戦う。
: 私立翔蘭高校を訪れるものの蜘蛛狩りに参加するつもりはなかったが、アリスと偶然鉢合わせしたため戦うこととなる。
: 『キャタピラー』では彼女の過去とそこから起因する因縁について語られる。元の名前は「稲生美樹(いのうみき)」といい、姉の「稲生美香(いのうみか)」と「紫陽花学園」という児童養護施設で暮らしていた。凶暴なのは昔から健在で、小学校で数々の暴力事件を起こしていたが全ては姉の美香を守るためにしていたことである。しかし、ある日美香が職員に殺されているところを目撃し、怒りに任せて職員全員を殺害してしまう。このことが原因となり雀蜂に引き取られ、「芋蟲」として生きていくことになった。針蟻との闘いで死んだはずの姉・美香の名前が出たことから、謎の人物「鳳蝶」が主催するパーティーへと潜入する。
: 一千万人に一人の確率で生まれる「適応性変異体(アダプティブミュータント)」という特異体質を有しており、毒の類が一切聞かず、蠍の神経毒も通じなかった。だが、その体質故に麻酔も聞かないため、盲腸の手術をした時は麻酔抜きでやったという。
: ボルトが仕込まれた特殊なブーツを用い、自身を地面に固定する「砲台固定(アンカーボルトキャタピラー)」によってあらゆる状態から自身の力を全力で発揮することができる。「砲台固定」から生み出される技は今のところ3通りあり、大きく仰け反り相手に頭突きを喰らわせる「重爆(キャノン)」、「重爆」と同じ体勢から拳相手の顔面に喰らわす「重弾(ブリット)」、寝ている状態から起き上がり背後に肘を振り下ろす「斧撃(トマホーク)」がある。
; [[ゲジ|蚰蜒]](ゲジ)
: 参加した蟲の1人。蜚蠊が遭遇し戦うこととなった。蜚蠊を上回るスピードを持ち、強化繊維ニーソックスに工具などを詰めて作った武器「蚰蜒棍布」での攻撃で蜚蠊を追い詰めるが、無意識下でも動ける蜚蠊に翻弄され、また攻防を続けたことでスピードが落ちたところで反撃されて気絶させられ敗れた。その後意識を取り戻し、関節を外すことで捕縛から逃れた。偶然再開した蜚蠊と校舎からの脱出のため行動を共にすることとなる。
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: 蜘蛛狩りの最中に現れた少女。タイ北部でミャンマー軍に両親を殺され孤児となっていたところを針蟻に拾われ、娘として育てられた。蜘蛛からは最強の蟲と評価されるほどの実力を持つ。南米原産のディノポネラの毒を塗布してある「巨蟻針(ディノスパイン)」を内蔵した手甲を装備している。
: 集中力を任意に高めることが出来る「集中力操作自在 (CDF)」を利用した驚異的な回避能力を持ち、芋蟲や竈午・蟋蟖・兜蟲も圧倒、アリスとの戦いでも優位に立ち勝利する目前まで追い詰めた。しかし、母親の死への疑問を経て覚醒したアリスの前では「能力に依存し過ぎて単調な戦術をとる恰好の獲物」に過ぎず、彼女の急接近を利用してアリスとの位置を反転させる蜘蛛糸のトラップで翻弄された末に、蜘蛛糸傀儡で自身の左脚に巨蟻針が刺さった状態のまま身動き出来ない状態にされ敗北する。
 
 
=== その他 ===
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=== キャタピラーの登場人物 ===
; 芋蟲 (イモムシ)
: 主人公。「蟲」OD11位。
: 詳細は上述の芋蟲を参照。
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: 仲間であろうと利用できるものは利用するドライな性格。謎の人物「鳳蝶」からの芋蟲暗殺依頼にも躊躇せず了承し、芋蟲を殺害しようとするが、逆に右目を撃ち抜かれて返り討ちに遭う。
; [[カマキリ#日本以外に生息するカマキリ|華蟷螂]](ハナカマキリ)
: 蛍蛾の後任にあたる芋蟲のパートナー。主に芋蟲の護衛と情報収集を行う。「蟲」OD32位
: 一人称は「私」でゴスロリ調のフリフリドレスを着ており、顔も少女のようだが、正確な性別は男である。蜘蛛や水黽はこれを[[染色体異常#性染色体異常|性染色体異常]]、ひいては[[クラインフェルター症候群]]によるものではないかと推測している。戦闘では両腕に装着された蟷螂の腕を象った大鎌を使って戦う。フリフリドレスはこの鎌を隠す役割も担っている。
: 気難しい性格で、特に性別関連のことに触れると機嫌が悪くなる。チャップチョップス「プリンアラモード&レッドベリー味」(芋蟲曰く「華蟷螂の機嫌を直す魔法のアメ」)を好物としており、これをあげると機嫌が良くなる。これを知って以来、芋蟲はこのアメを大量に常備している。
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*# [[2015年]]2月21日発売 ISBN 978-4-7575-4577-9
*# 2015年9月19日発売 ISBN 978-4-7575-4740-7
 
* 原作:村田真哉、作画:匣咲いすか→速水時貞『キャタピラー』スクウェア・エニックス〈[[ヤングガンガン#ヤングガンガンコミックス|ヤングガンガンコミックス]]〉、既刊6巻(2015年7月25日現在)
*# [[2012年]]8月22日発売 ISBN 978-4-7575-3697-5
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*# 2015年7月25日発売 ISBN 978-4-7575-4697-4
 
== ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|group=注釈}}
 
== 出典 ==
{{Reflist}}
 
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* [http://www.square-enix.co.jp/magazine/yg/introduction/caterpillar/ キャタピラー | 作品紹介 | ヤングガンガン YOUNG GANGAN OFFICIALSITE]
 
{{月刊ガンガンJOKER連載中}}
{{ヤングガンガン連載中}}
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