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幼いジェダイの訓練生は、修行の手始めとして「トレーニング・リモート」と呼ばれる球形の小型器械と視界を覆うヘルメットを使用して、視覚に頼らずにフォースの感覚のみでリモートのビームを弾く訓練を行っており、『エピソード4』でルークも[[スター・ウォーズ惑星一覧|オルデラン]]へ向かう[[ミレニアム・ファルコン]]の船内でこの訓練を行った。
== 小道具としてのライトセーバー ==▼
*『エピソード4』のルークとダース・ベイダーのライトセーバーの[[プロップ]]は、カメラ用フラッシュの反射板を除いた本体部品を流用して製作された。そのため一部のレプリカメーカーは「フラッシュのレプリカ」と称して[[ルーカスフィルム]]の承認無しで販売している。▼
*『エピソード6』で使用されたベイダーのライトセーバーのプロップは現在[[スミソニアン博物館]]に所蔵されており、この縁で同博物館を舞台にした映画『[[ナイト ミュージアム2]]』にベイダーがカメオ出演している。また当時の製作を務めたゲイリー・カーツによって、撮影で使用されたルーク(『エピソード4』)とベイダー(『エピソード5』)のライトセーバーがオークションに出品されたことがあるが、前者は20万600ドル、後者は11万8000ドルで落札された。▼
*同じく『エピソード6』で使用されたルークのライトセーバーのプロップは『エピソード4』公開30周年記念行事として、2007年に[[スペースシャトル]][[ディスカバリー (オービタ)|ディスカバリー]]によってミッション[[STS-120]]の際に宇宙へ運ばれた<ref>[http://japanese.engadget.com/2007/08/28/luke-lightsaber-nasa-flight/ ルーク・スカイウォーカーのライトセーバー、宇宙へ] engadget 2007年8月28日</ref><ref>[http://starwarsblog.wordpress.com/2007/08/28/chewie-hands-off-lightsaber-to-nasa/ Chewie Hands off Lightsaber to NASA] スター・ウォーズ公式ブログ 2007年8月28日</ref>。▼
*光刃の表現は、『エピソード4』では光反射性のテープを貼り付けた刀身部をモーターで回転させることで発光やフリッカーを表現しており、光が顔やセットに映るという利点があったものの、剣劇時にうまく寸止めしないと破損してしまう難点があった。特にベイダー役のデビッド・プラウズは寸止めが苦手で何本も折ってしまい『エピソード5』から剣劇シーンのみ[[:en:Bob Anderson (fencer)|ボブ・アンダーソン]]が演じることになった。また、『エピソード5』以降で見られる起動時のアニメーションがなく、一瞬で光刃が起動している。『エピソード5』以降は刀身に普通の棒を使用し、[[ロトスコープ]]で1コマずつ光刃の色を描き込み合成する手法が採られている。これは「エピソード1~3」でもデジタル合成になっただけでやっている事は同じである。ちなみに「エピソード1~3」では刀身としてアルミ棒に破片飛散防止のビニルコーティングを施した物を使用したが、あまりの剣劇の激しさに撮影中は1日10本ものペースで交換していたと言われている。▼
*独特の動作音(刃音など)は35mm映写機のモーターの回転音とテレビにマイクを横切らせた時に起きた[[ハウリング]]現象の音などを合成して作られている。▼
== 光刃の色 ==▼
前述の記述どおりジェダイは青か緑、シスは赤となっている。ジェダイは人物によって色が異なる。▼
;主なジェダイの光刃の色▼
*[[ルーク・スカイウォーカー]] - 「エピソード4~5」ではアナキン・スカイウォーカーの作成した青色(クラウド・シティにて右手と共に紛失。後に回収され、『エピソード7』では保管していたマズ・カナタからフィンに渡され、レイの所有となる。[[スピンオフ]]作品では後年自身のクローンである[[ルウク・スカイウォーカー]]から取り戻し、マラ・ジェイドに贈る)。『エピソード6』で自作したものは緑色。▼
*[[アナキン・スカイウォーカー]] - 青色(ジオノーシスでは1本目を破壊され、仲間のジェダイから渡された緑色のスペアを使用<ref>あまり自分のライトセーバーを大事に扱っておらず、オビ=ワンから度々注意されている。一方で、ドゥークー伯爵やバリス・オフィーなど、敵のライトセーバーを奪い取って戦うことも躊躇しない。</ref>。後に2本目の青色を作成し、ムスタファーで敗北した際にオビ=ワンが形見として回収、後年ルークに渡され、その後の経緯はルークのライトセーバーの記載を参照)▼
*[[オビ=ワン・ケノービ]] - 青色(ダース・モールとの戦闘時に一度失い、クワイ=ガン・ジンの緑色のライトセーバーでダース・モールを倒す。ジオノーシスで捕まった際ドゥークー伯爵に奪われ、仲間のジェダイから渡された青色のスペアを使用。その後、2本目の青色を新たに作成し生涯使い続けた<ref>オビ=ワンの最後のライトセーバーは彼を討ち取ったダース・ベイダーが回収し、彼の居城である惑星ヴジュンのバスト城に保管され、さらにダーク・ジェダイに盗まれた。後年、アナキン・ソロが冒険の中で発見し、ニュー・ジェダイ・オーダーにもたらされた。</ref>)▼
*[[クワイ=ガン・ジン]] - 緑色(死後、オビ=ワンが受け継ぐ)▼
*[[ヨーダ]] - 緑色(ダース・シディアスとの対決時に失う。一部媒体ではダゴバでの隠遁後も所持している)▼
*[[メイス・ウィンドゥ]] - 紫色(ジェダイの中で唯一。過去にハリケーンという惑星の住民紛争を解決した際に贈られた、紫色の「ハリケーン・クリスタル」を使用している。イース・コスとお互いの信頼の証に交換していたこともある)▼
*[[キ=アディ=ムンディ]] - 青色▼
*[[プロ・クーン]] - 青色▼
*[[アソーカ・タノ]] - 緑色(シーズン3より二刀流。2本目は黄緑色。『反乱者たち』では、二刀とも白色になっていた)▼
*[[キット・フィストー]] - 緑色▼
*[[ナダール・ヴェブ]] - 青色(グリーヴァスに倒され奪われるが、マスターのフィストーがグリーヴァスから取り返す)▼
*[[セイシー・ティン]] - 緑色▼
*[[イース・コス]] - 緑色▼
*[[エージェン・コーラー]] - 青色。ジオノーシスでは緑色(コーラーがイース・コスと混同される原因の一つ)▼
*[[シン・ドローリグ]] - 緑色▼
*[[クインラン・ヴォス]] - 緑色▼
*[[アイラ・セキュラ]] - 青色▼
*[[シャク・ティ]] - 青色▼
*[[ルミナーラ・アンドゥリィ]] - 緑色▼
*[[バリス・オフィー]] - 青色▼
*[[アディ・ガリア]] - 青色▼
*[[スタス・アリー]] - 緑色▼
*[[スター・ウォーズ登場人物一覧|テラ・シヌーベ]] - 白色(杖に仕込んでいる)▼
*[[サイフォ=ディアス]] - 青色(後にドゥークーからグリーヴァスに渡った)▼
*[[ドゥークー伯爵]](ジェダイ時代)- 青色▼
*ジェダイ・テンプル・ガード - 黄色(ダブル=ブレード・ライトセーバー・パイクを装備)▼
▲=== 型(フォーム) ===
ライトセーバーには戦闘の型(フォーム)が幾つかあり、それらはジェダイの歴史と共に無数に編み出され、後のジェダイ達はこれらを正式なフォームとして体系化しており、クローン大戦の頃には以下の7つとなっている。またフォームを用いるジェダイによって、自身の弱点を補完する形で原型となる基本動作に改良を加えられたフォームもある。また複数のフォームを習得しているジェダイも少なくなく、状況に合わせて使い分けることも可能である。
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後のニュー・ジェダイ・オーダーでは、ダークサイドの戦士として戦った経験のある[[スター・ウォーズ登場人物一覧|カム・ソルサー]]が、剣術師範「ジェダイ・バトルマスター」となり、ルークと共に「防御の3つの輪」の戦法を生み出した。カムがダーク・ジェダイとの戦いに敗れると、バトルマスターの地位は[[スター・ウォーズ登場人物一覧|カイル・カターン]]が継承し、「ファースト」「ミディアム」「ストロング」という、研鑽されたニュー・ジェダイ・オーダー独自のライトセーバー・フォーム「スタイル」が生まれることになった。
やがて、発見された旧ジェダイ・オーダーの「グレート・ホロクロン」に登場した[[シン・ドローリグ]]の記録により、本来のジェダイのライトセーバー戦闘法は再発見されることになる。
▲== 光刃の色 ==
▲前述の記述どおりジェダイは青か緑、シスは赤となっている。ジェダイは人物によって色が異なる。
▲;主なジェダイの光刃の色
▲*[[ルーク・スカイウォーカー]] - 「エピソード4~5」ではアナキン・スカイウォーカーの作成した青色(クラウド・シティにて右手と共に紛失。後に回収され、『エピソード7』では保管していたマズ・カナタからフィンに渡され、レイの所有となる。[[スピンオフ]]作品では後年自身のクローンである[[ルウク・スカイウォーカー]]から取り戻し、マラ・ジェイドに贈る)。『エピソード6』で自作したものは緑色。
▲*[[アナキン・スカイウォーカー]] - 青色(ジオノーシスでは1本目を破壊され、仲間のジェダイから渡された緑色のスペアを使用<ref>あまり自分のライトセーバーを大事に扱っておらず、オビ=ワンから度々注意されている。一方で、ドゥークー伯爵やバリス・オフィーなど、敵のライトセーバーを奪い取って戦うことも躊躇しない。</ref>。後に2本目の青色を作成し、ムスタファーで敗北した際にオビ=ワンが形見として回収、後年ルークに渡され、その後の経緯はルークのライトセーバーの記載を参照)
▲*[[オビ=ワン・ケノービ]] - 青色(ダース・モールとの戦闘時に一度失い、クワイ=ガン・ジンの緑色のライトセーバーでダース・モールを倒す。ジオノーシスで捕まった際ドゥークー伯爵に奪われ、仲間のジェダイから渡された青色のスペアを使用。その後、2本目の青色を新たに作成し生涯使い続けた<ref>オビ=ワンの最後のライトセーバーは彼を討ち取ったダース・ベイダーが回収し、彼の居城である惑星ヴジュンのバスト城に保管され、さらにダーク・ジェダイに盗まれた。後年、アナキン・ソロが冒険の中で発見し、ニュー・ジェダイ・オーダーにもたらされた。</ref>)
▲*[[クワイ=ガン・ジン]] - 緑色(死後、オビ=ワンが受け継ぐ)
▲*[[ヨーダ]] - 緑色(ダース・シディアスとの対決時に失う。一部媒体ではダゴバでの隠遁後も所持している)
▲*[[メイス・ウィンドゥ]] - 紫色(ジェダイの中で唯一。過去にハリケーンという惑星の住民紛争を解決した際に贈られた、紫色の「ハリケーン・クリスタル」を使用している。イース・コスとお互いの信頼の証に交換していたこともある)
▲*[[キ=アディ=ムンディ]] - 青色
▲*[[プロ・クーン]] - 青色
▲*[[アソーカ・タノ]] - 緑色(シーズン3より二刀流。2本目は黄緑色。『反乱者たち』では、二刀とも白色になっていた)
▲*[[キット・フィストー]] - 緑色
▲*[[ナダール・ヴェブ]] - 青色(グリーヴァスに倒され奪われるが、マスターのフィストーがグリーヴァスから取り返す)
▲*[[セイシー・ティン]] - 緑色
▲*[[イース・コス]] - 緑色
▲*[[エージェン・コーラー]] - 青色。ジオノーシスでは緑色(コーラーがイース・コスと混同される原因の一つ)
▲*[[シン・ドローリグ]] - 緑色
▲*[[クインラン・ヴォス]] - 緑色
▲*[[アイラ・セキュラ]] - 青色
▲*[[シャク・ティ]] - 青色
▲*[[ルミナーラ・アンドゥリィ]] - 緑色
▲*[[バリス・オフィー]] - 青色
▲*[[アディ・ガリア]] - 青色
▲*[[スタス・アリー]] - 緑色
▲*[[スター・ウォーズ登場人物一覧|テラ・シヌーベ]] - 白色(杖に仕込んでいる)
▲*[[サイフォ=ディアス]] - 青色(後にドゥークーからグリーヴァスに渡った)
▲*[[ドゥークー伯爵]](ジェダイ時代)- 青色
▲*ジェダイ・テンプル・ガード - 黄色(ダブル=ブレード・ライトセーバー・パイクを装備)
;スピンオフに登場するジェダイの光刃の色
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*インペリアル・ナイト(レガシー時代) - 銀色(組織として統一されている)
*[[エグザ・キューン]](ジェダイ時代)- 青色。シスに転向後は端に両刃が出てくるように改造し(両方とも青色)、これがダブルブレード=ライトセーバーの元になった
▲== 小道具としてのライトセーバー ==
▲*『エピソード4』のルークとダース・ベイダーのライトセーバーの[[プロップ]]は、カメラ用フラッシュの反射板を除いた本体部品を流用して製作された。そのため一部のレプリカメーカーは「フラッシュのレプリカ」と称して[[ルーカスフィルム]]の承認無しで販売している。
▲*『エピソード6』で使用されたベイダーのライトセーバーのプロップは現在[[スミソニアン博物館]]に所蔵されており、この縁で同博物館を舞台にした映画『[[ナイト ミュージアム2]]』にベイダーがカメオ出演している。また当時の製作を務めたゲイリー・カーツによって、撮影で使用されたルーク(『エピソード4』)とベイダー(『エピソード5』)のライトセーバーがオークションに出品されたことがあるが、前者は20万600ドル、後者は11万8000ドルで落札された。
▲*同じく『エピソード6』で使用されたルークのライトセーバーのプロップは『エピソード4』公開30周年記念行事として、2007年に[[スペースシャトル]][[ディスカバリー (オービタ)|ディスカバリー]]によってミッション[[STS-120]]の際に宇宙へ運ばれた<ref>[http://japanese.engadget.com/2007/08/28/luke-lightsaber-nasa-flight/ ルーク・スカイウォーカーのライトセーバー、宇宙へ] engadget 2007年8月28日</ref><ref>[http://starwarsblog.wordpress.com/2007/08/28/chewie-hands-off-lightsaber-to-nasa/ Chewie Hands off Lightsaber to NASA] スター・ウォーズ公式ブログ 2007年8月28日</ref>。
▲*光刃の表現は、『エピソード4』では光反射性のテープを貼り付けた刀身部をモーターで回転させることで発光やフリッカーを表現しており、光が顔やセットに映るという利点があったものの、剣劇時にうまく寸止めしないと破損してしまう難点があった。特にベイダー役のデビッド・プラウズは寸止めが苦手で何本も折ってしまい『エピソード5』から剣劇シーンのみ[[:en:Bob Anderson (fencer)|ボブ・アンダーソン]]が演じることになった。また、『エピソード5』以降で見られる起動時のアニメーションがなく、一瞬で光刃が起動している。『エピソード5』以降は刀身に普通の棒を使用し、[[ロトスコープ]]で1コマずつ光刃の色を描き込み合成する手法が採られている。これは「エピソード1~3」でもデジタル合成になっただけでやっている事は同じである。ちなみに「エピソード1~3」では刀身としてアルミ棒に破片飛散防止のビニルコーティングを施した物を使用したが、あまりの剣劇の激しさに撮影中は1日10本ものペースで交換していたと言われている。
▲*独特の動作音(刃音など)は35mm映写機のモーターの回転音とテレビにマイクを横切らせた時に起きた[[ハウリング]]現象の音などを合成して作られている。
== 脚注 ==
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