「クロストリジウム属」の版間の差分
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: [[アセトン-ブタノール-エタノール発酵]]を行う。1910年ごろ、[[ハイム・ヴァイツマン]][ {{lang-en-short|[[:en:Chaim Weizmann|Chaim Weizmann]]}} ]([[イスラエル]]初代大統領)によって発見され、また、[[火薬]]と[[トリニトロトルエン]]の生産のためにデンプンからの[[アセトン]]と[[ブタノール]]の生物学的生産に用いられた。このため、「Weizmann organism」と呼ばれる。この株は近年バイオブタノール合成の研究で注目されている<ref name=RITE />。
; ''[[Clostridium butyricum|C. butyricum]]''(クロストリジウム・ブチリカム)
: 本属のタイプ種である。[[酪酸菌]]群を含み、整腸剤としても用いられる。腸内常在菌「[[宮入菌]]」など有用な株がある一方、一部の株はE型ボツリヌストキシンを産生し食中毒の原因となる<ref name=Gimenez1988 />。MIYAIRI 588株は、病原菌の''[Clostridium difficile|[C. difficile]]''の生育後期の増殖を阻害するため、日本、韓国、中国で販売されている。
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病原性クロストリジウム属菌は、近年、医療分野においてその偏性嫌気性菌としての能力を利用したがん治療への応用が期待されている<ref name=Lan2007 />。また、{{Harv|Shaw|2010}}によって、[[自閉症]]をもつ小児の[[尿]]より本属が作り出す物質3-(3-ヒドロキシフェニル)-3-ヒドロキシプロパン酸(略称:HPHPA) が高濃度で検出される報告がなされ、カビ毒の向神経作用が注目された。
''[[Clostidium beijerinckii|C. beijerinckii]]''や''
== 注釈 ==
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