「カオスの縁」の版間の差分

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クリストファー・ラングトンはクラスIVについてさらに調べるために、次のような[[媒介変数|パラメータ]]を導入した{{Sfn|井庭・福原|1998|p=84}}。
:<math>\lambda = \frac{k^\rho-n_q}{k^\rho}</math>
ここで、''k'' は状態数、 ''ρ'' は近傍数を意味し、''k<sup>ρ</sup>'' は可能な近傍の状態数となる{{Sfn|Schiff|2011|p=45}}。状態数 ''k'' の内の任意な一つの状態 ''q'' を「静止状態」と呼ぶとする{{Sfn|Mitchell|1993|p=6}}。''n<sub>q</sub>'' は ''k<sup>ρ</sup>'' の内の次の時刻に静止状態(すなわち ''q'' )となる数を示す{{Sfn|Schiff|2011|p=45}}。''λ'' は静止状態とならない割合を示しており、一般には ''λ'' パラメータなどと呼ばれる{{Sfn|井庭・福原|1998|p=84}}。あるいは、ラングトン自身は ''λ'' パラメータのことを「あるレベルの挙動の複雑さに関連する統計量」と位置づけている{{Sfn|Schiff|2011|p=81}}。