「アフガニスタン紛争 (2001年-2021年)」の版間の差分

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{{Main|ターリバーン#麻薬問題}}
 
開戦後、ターリバーンが勢力を維持している南部を中心に再びケシ栽培が増加し、[[国薬物犯罪事務所]] (UNODC) は2006年のアフガニスタンにおけるアヘンの収穫量が前年より49%増の6,100トンになるとして、この状態に警告を発した<ref group="出典">[http://www.unodc.org/unodc/en/press_release_2006_09_12.html UNODC "UN drugs chief calls for extra resources to help NATO target Afghan opium"]</ref>。これは、空爆により農地が破壊されたり不発弾等が散乱していたりしていることで、使用可能な農地面積が減少し、農民は対価の高いアヘン等を生産しなければ生活できないためである。また、同じUNODCの2007年のレポートによると、アフガニスタンにおけるアヘンを含む薬物の流通にターリバーンが関わっている証拠が存在する<ref group="出典">[http://www.unodc.org/india/26_june_2007_ians03.html UNODC "Taliban makes Afghanistan global drug centre: UN"]</ref>。
 
政府はケシからの転作を進めており、2008年には前年に比べてケシ畑の耕作面積を19%減少させた。しかしアフガニスタンのケシ畑はターリバーンの勢力が強いヘルマンド州に全体の3分の2が集中しており、ターリバーンの資金源となっていると見られている<ref>{{cite news |title=アフガンのアヘン生産、3年ぶり減少=干ばつも一因に-国連調査 |newspaper=時事通信 |date=2008-08-27 |url=http://www.jiji.co.jp/jc/a/reference/policy/a?g=afp_int&k=20080827019107a |accessdate=2011-02-19}}</ref>。またアヘン生産者が国内の混乱を継続させるためにターリバーンに献金を行っているという指摘もある<ref>{{cite news |title=アフガニスタンのアヘン生産者、社会混乱存続のためタリバンに多額の資金 |newspaper=[[フランス通信社|AFP]] |date=2008-08-27 |url=http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2512014/3268956 |accessdate=2011-02-19}}</ref>。